高鳴る胸、込み上げる涙

秋もだいぶ深まり、そろそろ冬の季節も近づいてきたこの時分。
毎日、推しの芸人さん達には笑いとときめきをいただいていますが、近頃はそれ以外にもドキドキとさせられている事があります。

M-1。
今はちょうど準々決勝が始まっています。昨年までは敗者復活戦と決勝しか観ていませんでしたが、推しができた今、今年は1回戦から結果を追うようになりました。
このコンビは決勝までいけるだろうという自信もある一方、万が一負けてしまったらどうしようという不安が心の中でせめぎ合ってます。特にコロナの事もある為、別方向での心配もあります。さながら受験生を子どもに持つ親御さんの心境とも言えるかもしれません。
応援することしかできませんが、全力で挑んでいるその勇姿を最後まで見守り続けたいと思います。


M-1と言えば。
私はNetflixに加入しており、過去のM-1をもう一度観られる事に最近気付きました。昨年のM-1とアナザーストーリーは録画が残っていたので何回も見返せていたのですが、見取り図が初めて決勝で漫才をしている姿や毎回熱い演出で盛り上げてくれるオープニング等はもう観られないものだと諦めていました。加入していて良かったNetflix。

その中でも2018年の準決勝の結果発表時、見取り図が決勝に駒を進めた時の映像は胸が熱くなりました。


挙げられたエントリーナンバーとコンビ名。
涙混じりの返事と感謝。強く握り締めた拳と熱い雄叫び。
皆に慕われる兄貴が表情をくしゃくしゃに崩して泣いている。方や、変わらぬクールな表情、けれどその目には薄らと涙が滲んでいる。
感激の仕方まで真逆なのに、見据える方向、M-1に懸ける思いは同じ。

格好良いよ、見取り図。
たった数秒の映像なのに2人の真剣な姿に惹きつけられる。夢見た舞台に手が届いた瞬間、目指した称号が目の前にある今。その歓喜が数年経った現在でも十分に伝わる。
色んな媒体で見取り図のバックボーンが描かれてきたが、それだけでは絶対に語り尽くせない苦労とかもあったはず。月並みの言葉だけれど、「笑い」の為に流した血と汗と涙の結晶、ひたむきな努力の証がこの決勝への切符なのだろう。
表情豊かな盛山さんが流す涙。普段は淡々としているリリーさんの男らしい咆哮。何度繰り返し観ても、胸を打たれるものがある。



その格好良さに気付くのが遅かった自分に絶賛後悔中です。
人生を懸けた戦い、今年は絶対に見逃さないようにテレビに齧り付きたいと思います。

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