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【完璧主義の治し方と本当の完璧とは?】できないくせに完璧主義にならないために知っておきたいこと(岩波英知の知恵袋集)

完璧主義の落とし穴。余裕なき完璧主義、できないくせいの完璧主義


多くの人々は、完璧を目指すあまり、自分自身に過度のプレッシャーをかけ、パフォーマンスを発揮できなくなっています。
完璧主義の人は努力もできるし、能力も高い人が多いです。
しかし、それが仇となっているもったいない状況に陥る人も、かなりの数いるでしょう。

やるからには完璧を目指すのはよくわかります。
そのおかげで高いパフォーマンスを発揮し、成功体験に繋がっているわけです。

ですが、脳の柔軟性と広い視野を損なわせる「余裕なき完璧主義」は、落ち込みや悩みをもたらす諸刃の刃となります。
これは完璧主義の人なら誰でも陥りやすい心の罠です。

余裕なき完璧主義は、そのエネルギーが自分をがんじがらめにし、本来の能力を発揮できない状態を招きます。
完璧に行動しようとすることで、緊張が高まり、結果的には良い脳力を無駄にしてしまうのです。
さらにこれから考えて完璧にしょうとして、行動できないジレンマに陥ります。

「できないくせに完璧主義」と言われる悪循環にはまってしまうと、自分が許せなくなるし、うまく成果を上げている人と比べては落ち込むことになります。
人間の行動するためのエネルギーは、余裕がない人ほどすぐ使い果たし、回復もなかなかしてくれません。
緩みもなくなり、緊張と焦燥感と不安の感情の渦の中に放り込まれるため、自分の精神状態と脳が完璧な状態でなくなります。

さらに、人間は本質的に完璧ではないため、失敗は避けられない現象です。
仕事も順調に行くわけがないし、社会状況や自然災害、事故などによって、大きく左右されます。

人間関係や恋愛にしたって、いくらこちらが完璧に関係を維持しようとしても、相手側の事情と感情があるため、完璧に続くわけがありません。

こうして失敗を経験するたびに、過度に自信を喪失し、不安や焦りが増大し、突破口を見つけることができなくなります。

失敗から学ぶことができず、ネガティブな側面しか見られません。
このように、とてももったいない状況に陥っているならば、完璧主義への解釈を変える必要があると思います。


岩波英知の知恵袋集。できないくせの完璧主義。完璧主義の治し方の知恵袋集。
途中経過にまで完璧主義を適用してしまうと、苦しみとジレンマと挫折に近づきます。

失敗するのが当たり前。だから何?


完璧な結果を求めるのではなく、自分ができるベストを尽くすことに意識をシフトすることが重要です。
ベストを尽くせば、結果が失敗であったとしても、その結果を素直に受け入れる力が育ちます。

そして、「自分の人生には失敗がつきもので、それが当たり前。うまくいかなくても、だから何なんだ!」という思考を持って下さい。
失敗やリスクを過剰に恐れる姿勢は、脳の働きを制限し、成長を止めてしまいます。
失敗を恐れずに、そんなもの織り込み済みで、想像以上の逆境すら受け入れて、それでも挑戦することで、脳力を最大限発揮できるようになります。

「完璧にいかないのが自分の人生だ」と受け入れられる人は、結果的に誰もが完璧だと錯覚してしまう成果を挙げられやすいと言えるでしょう。

成功者の真実 完璧への解釈と脳の使い方の違い


成功者といえども、完璧な人間はいません。
どちらかというと、私(岩波英知)が接してきたほぼすべての成功者は、欠点を持っています。
そして成功のみを経験してきたわけではありません。
彼らは数え切れないほどの失敗を経験し、そこから学び、成長してきた人々です。

完璧であるから成功したのではなく、完璧ではないからこそ結果を出すことができたといえるけれど、それはうまくいかないときの脳の使い方が人とは違っているからです。

彼らは結果を出すまで諦めない強い覚悟を持ち続け、その途上で挫折しようとも失敗が重なろうとも、立ち向かえていた人たちです。
その脳の使い方だけが大きく人と違っています。

とても完璧にいかなくても、結果は出してやる、そのことしか考えていません。
『完璧にいかなかったらどうしよう』『失敗したらどうしよう』という考えはありません。

やっちゃったもの勝ち。捨てる勇気を持とう


結果がどうなるか過度に気にするよりも、まずは行動に移すことが重要です。
計画を完璧に仕上げようとすることはしばしば、行動を妨げる要因となります。
うまくいかなくても良いので、まずは「行動する」ことが大切です。

世の中は『考えるよりやっちゃったもの勝ち』です。
先行者だけが美味しい蜜を吸い続けられます。

成功は、単純明快な割り切りと、あるものを捨てる勇気から生まれます。
何かを捨てることで初めて、新たな価値やチャンスを拾うことができますし、この場合何を捨てるかと言うと「完璧にいってほしい願望とスケベ根性」です。

岩波英知の知恵袋。できないくせに完璧主義。完璧主義の治し方の知恵袋。岩波英知の言葉集
完璧主義はすばらしい資質ですが、使い方は要注意です

当ブログ記事まとめ

  • 完璧主義は自分に過度のプレッシャーをかけ、脳の柔軟性と広い視野を失わせる

  • 完璧主義は自分をがんじがらめにし、本来の能力を発揮できない状態を招く

  • 完璧主義は失敗を過剰に恐れ、成長を止めてしまう

  • 完璧主義は自分の人生には失敗がつきもので、それが当たり前だと受け入れられない

  • 完璧主義は自分を許せなくなり、他人と比べて落ち込む

  • 完璧主義を克服するには、自分ができるベストを尽くすことに意識をシフトすることが重要

  • 完璧主義を克服するには、失敗やリスクを恐れずに、挑戦することが重要

  • 完璧主義を克服するには、完璧にいってほしい願望とスケベ根性を捨てる勇気が必要

  • 完璧主義を克服するには、計画を完璧に仕上げようとせずに、まずは行動することが必要

  • 完璧主義を克服するには、成功者の真実を知り、脳の使い方を変えることが必要

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