久しぶりに聴く

知り合いと会話してるときにふと「のらりくらりと」という言葉が出てきた

僕はその言葉で「のらりくらりと10年後」という曲を思い出した

THEイナズマ戦隊というバンドの2枚目のアルバムに収録されている曲のタイトルだ

THEイナズマ戦隊というバンドは僕が中学生くらいの頃、猛烈に聴いていたバンドで初めてアルバムを買ったのも 初めてライブに行ったのも僕が大好きなラジオを聴くきっかけもこのバンドのボーカルの方が地元長崎でラジオをやるってなってそれが聴きたくてラジオを聴くようになった それくらいもう中学の頃の僕を支えに支えられたバンドだった

昔からのお笑い好きなら「メンB」って番組でなんかめちゃくちゃ出てた記憶はあるんじゃないだろうか 懐かしっメンB

「のらりくらりと10年後を聴いてたの15年くらい前だ」と遥かに超えてしまった年数に驚きつつSpotifyでそれを聴き始めた

途中でイナズマ戦隊は聴くのを辞めてしまっていた、理由としては途中でもの凄く商業的な路線の曲が多くなって いわゆるタイアップみたいな曲が出て それがちょっと嫌になって聴くのを辞めてしまっていた 今思えば世に出るために必要な事だと理解はできるが若いわなは嫌になっちゃって聴くのをやめた

後から聞いたら色々仕方ない事情があったぽいし、その後のアルバムとかすごく良かった

東京に初めて上京してきた日に新宿でイナ戦のボーカルの人を見つけた

運命だと思ったし、声をかけようと思ったけど その時はもう若干離れてしまっていたので 声をかけられなかった 罪悪感なんだろうか 離れてしまった負い目みたいなものを感じていた 絶対話しかけて良いのに

その頃のメールアドレスも「inazuma」みたいな物にしそうになっていたけど「elephant」が勝った「inazuma」は落選した

その頃にはミッシェルガンエレファントの方が好きだった

ジャパネーズのアチャさんはアドレスにモロにミッシェルの曲のタイトルを入れてた「get-up-lucy@」だった似た物同士すぎる ゲットアップルーシーは名曲だもんね

そしてあの頃の学生くらいの歳のそういう自分達の思い入れがある単語をアドレスに入れるあの感じはなんだったんだろうか?笑

今の子はLINEIDでそういう感じなんだろうか

その反省か今はとんでもなくシンプルでめちゃくちゃ意味のないやつになっている

ちなみにフォークダンスDE成子坂の桶田さんのアドレスを初めて知ったときそのシンプルさに「らしいなぁ〜!らしすぎるなぁ〜!」とちょっと変な感動をした そして自分のやつに若干思想が近くてそれもまた嬉しかったのを覚えてる 桶田さんのアドレスの話を聞ける話はこのnoteだけだろう

あの頃にはなかったSpotifyで「のらりくらりで10年後」を聴いて あの頃の気持ちを色々思い出した

バンドも歳を取るし 芸人も歳を取る 30歳になって色々な事を思う 自分が昔聴いてたバンドマン達の年齢に近い もしくは超えてきた今 また違う気持ちで曲を聴けるなぁと 歳を取るのも悪いことばかりじゃないなぁと思った のらりくらりで10年後 40歳になった自分はどうなってるのか 楽しみにしといたほうがなんか良さそうだから 一応楽しみにしとこう

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