通り過ぎ/日記
新宿駅を歩いてて
「俺の弱みを握ってるからって、強気すぎるよ」
という電話してる男性の声が聞こえてきた
あまりにも気になりすぎる会話
新宿の西口の地下の方だったので 人が多すぎてそれ以上追求する事はできず
ただただ気になるだけの一瞬
弱みを握られている人が隣を通っていった
明らかに何か優位に立たれていた
心から、弱みなんて握られたくない
そう思った
他にも、昔、僕の横を通り過ぎた夫婦の会話で奥さんと思わしき人が旦那さんに
「じゃあ、今日は蟹やめて、ブロッコリーにする?」
という 晩ご飯だとしたら とんでもない降格の仕方をしている会話があった
どんな罪を犯したらそんな降格の仕方があるのか
ブロッコリーが蟹を上回るものだとは考えにくいし
代替案だとしても、何が、何の代わりになってんの?という疑問しかない
ご褒美のパターンはあるのか?
結構考えたけど、旦那さんが重度のブロッコリージャンキーじゃないと説明がつかなかった
ブロッコリーが好きすぎて、ブロッコリーに依存していて 周囲の人間をブロッコリーによって不幸にしてしまうブロッコリージャンキー
ブロッコリーで借金をし、ブロッコリーを手に入れるために周囲に嘘をつき、ブロッコリーのせいで人生を破滅させた男 ブロッコリージャンキー
そんな彼が、何か人助けをしたご褒美で蟹からブロッコリーへとご褒美の昇格があった
そうじゃないと説明がつかない
なんか、棚のキャスターの部分を蟹からブロッコリーに変える?みたいな事なら まだ蟹だと安定感ないから ブロッコリーの方が確かに安定感はあるよなあ?みたいな事にはなる
みたいな事になるだけで、みたいな事にはならない
案外こう言うのは、会話の全貌を聞くとがっかりしてしまうことが多いので 一部分だけで完結する方が楽しかったりするんだろうな
サポッポ サッポポポ サッピンポパンポ(お金をください)