カラオケアプリ、Pokekaraの奇妙な世界

歌マネに挑戦し始めて半年。最近Pokekaraというカラオケアプリを使い始めたのだが、これが面白い。アップされている歌が、基本的にヘタクソなのだ。

このアプリ、作りは他のSNSと変わらない。Facebookで言うところの「イイネを押す」が「ペンライトを振る」機能として装備されていて、フォローもできるし、コメントもできる。プロフィール写真も変えられるし、足あと機能もある。

私も初めは録音用として使っていたが、アップ機能があるぞ?と早速使ってみた。その流れで他の人のページを見に行くと……驚くほど下手な人が多い。え?!これアップするレベル?!な歌がゴロゴロしている。

しかしそれに「上手いですね!」「ずっと聴ける〜」などのコメントが付いていたりする。事務局推薦のピックアップ曲が毎日通知されるが、それも大したことはない。下手な歌が沢山あげられていて、それらの歌がなぜか褒められていて、フォロワー何千人とか持ってる人もいる。

な、なんだこのコミニュティは……!オモロイぞ……!!

第一興商の「DAM★とも」を10年ほど使ってきた身からするとそのレベルの差は歴然で、なんと言うかPokekaraは、限りなく素人の雰囲気なのだ。歌そんなに好きじゃないよね?という歌い方の人もいる。歌詞も間違えてたりする。イヤホンのマイク録音になるため、ささやき声になってる人も多いし、録音後に伴奏や歌声を整える機能もあるのに(instagramで言うフィルター機能)多分使ってない人が多い。

どういう事なのだろうか…と考えながら1か月使ってみた結果、答えが出た。みんな歌を聴いて欲しいのでも練習したいのでもなく、コミニュケーションを取りたいのだ。「自分の歌うカラオケ曲」というコンテンツを使って。

だからそのクオリティはありのままの自分の方が良いのだろう。変に盛るとアップの頻度が減り、コミニュケーションが続かなくなる。

それに気づいてからは、練習中の歌マネでも、リズムがズレててもあげるようにしてみた。たまにペンライトも振ってみる(素敵な歌声の人ももちろんいます)。するとコメントがついたりするようになった。面白い変化だ。

ちなみに、約20曲ほどあげた中でペンライトが一番振られてるのは平原綾香「Jupiter」、今朝振られていたのは松任谷由実「輪舞曲」、練習しているのは絢香「I believe」。

年齢ダダ漏れやん!というツッコミは受け付けておりません。

#ヒトカラの世界

サポートは、次の記事を書く糧となります。是非とも……!