見出し画像

自己紹介& noteを始める動機について

 2021年はnoteを始める事にしました。まずは簡単に自己紹介を。

 岩倉康浩(いわくら やすひろ)と申しまして、昼はジャズピアノの講師(江古田Music Schoolの代表)、夜は銀座でラウンジピアニスト(ST.SAWAIオリオンズ専属)をしております。

 どちらもピアノ絡みの仕事であり、どちらも何故か「先生」と呼ばれます。銀座という土地柄、かなりの名士もお見えになり、上場企業の社長や有名団体のトップの方々に「先生」なんて呼ばれると何だか不思議な気持ちになりますが、まあこれは敬称ではなく職業的愛称みたいなものなので、そう割り切ってピアノを弾いております。川柳にもありますね。「先生と呼ばれるほどの馬鹿でなし」。その都度いい気になっていたり、いちいち狼狽していても仕事にならんという話です。

 さて、今回の本題である「noteを始める動機」について書いていこうと思います。最近ネット検索をしていて「これは面白い!」と思うものに出くわすと、それがnoteの記事だったというケースが増えてきました。知り合いもnoteで色々発信していたり、身近に新しくデビューする人が出てきたりと、私の周りでnoteがますますアツいメディアになっている今日この頃。どうにも気になって仕方がないので、こんな本をamazonでポチってみました。

 本書を読んで思ったのは、これは本当に面白いメディアだという事。特に興味を持ったのは、気に入った記事に対して「いいね」的なものを押せるだけでなく「投げ銭」的な事ができる所や、書いた記事を「有料」設定にできる機能が実装されている所。端的に言えば、投稿に対してマネタイズが可能という所です。

 まず「投げ銭」的な機能について言えば、趣味で書いたものでも、それが誰かに強い価値を感じてもらえて、課金という具体的な形で応援してもらえる可能性があるのは、書き手の立場からして素直に嬉しいと思います。

 個人的には2017年からアメブロで書評を中心としたブログを書いており、見知らぬ人から「いいね」を押してもらったり、直接メッセージをもらったりする嬉しさについては体験的によく分かっているつもりです。これらはとても励みにもなるのですが、ここから更に一歩踏み込んで「課金」機能まで実装させたのは面白いチャレンジだと思いました。

 たとえ100円でも、「いいね」にプラスした具体的な形が示されれば、受け取る書き手は、おそらくその何倍もの精神的価値を感じると思います。私は今までの職業人生の中で業務の一部としてライティングを仕事にしていた事もありますが、「文字数×単価」のような形で報酬を受け取った所で、そこに感動なんてものはありません。しかし、ライスワークとしてではなく、ライフワークとして好きで発信したもの(ある意味、仕事以上に本気で書いていたり!?)に対して、共感した人が「気もち +α」として課金する事ができれば、そこにある種の精神的紐帯が生まれる気がします。そして、この意味は想像以上に大きいと思います。

 次に「記事の有料設定」について。これは言うまでもありませんが、偶発的な投げ銭を期待するよりも、遥かに能動的な行為です。私は当初これを書き手の自負の現れ、あるいは新しい収入源を得るための副業的発想と捉えていましたが、先に紹介した書籍「noteではじめる新しいアウトプットの教室」を読んで、少し考え方が変わりました。

 本で紹介されていたのは、いわばスクリーニング機能としての有料設定。有料というのは一種のハードルであり、端的に言えば、「お金を払ってでも読みたいと思う人が読んでね」という話ですが、実はこのハードルは書き手の儲け目的のためだけに設定されるとは限りません。

 noteでの発信を上手く続けていくと、そこにファンがついて、それが発展してコミュニティのようになる事もあるらしいですが、「有料設定」は限られたメンバーだけで内輪ネタを共有して楽しむための「柵」の役割を果たすこともあるのだとか。

 この「有料設定」の使い方、個人的にとてもアリだと思います。極端な話、その記事の経済的有用性がなくても良いのです。

「この記事は、色々な本音を赤裸々に綴っているので不特定多数の人間に読んで欲しくはない。有料のハードルを超えてくれるファンの人達にだけに共有し、その場でトピックについて考えたり、話合ったりしたい。」

こんなケースに「有料設定」はとても便利だと思います。完全にクローズドな環境であればカルト化する可能性も無きにしも非ずですが、100円みたいなゆるいハードルであれば、オープンな要素やコミュニティとして発展する可能性も残っているので、そこも良いなと思います。

話をまとめれば、こんな機能に魅力を感じ、今年はアメブロに加え、noteでも発信していこうと思った次第です。

アメブロは少数ながらも固定ファンが付いており、完全に引越しというのも自分の心情的として難しいので、アメブロは「書評」、noteでは自分の本職である「音楽関係」の発信と、上手く住み分けてやっていこうと思います。

月に2本ぐらいは、職業的音楽家の端くれとして、読み応えのある発信ができればと思います。初っ端から2,000字余りのブログになりましたが、ここまでお読みいただき、本当に有難うございます。今後ともどうぞよろしくお願い致します。

eラーニング+リアルレッスンで効率良く学べる音楽教室

江古田Music School

代表  岩倉 康浩

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?