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小屋の学び舎IN長南 仮組


5回の講座を終えて遂に小屋の仮組を終えました。
 伝統構法と言えば素人には無理だと誰もが諦めるています。確かに簡単ではありませんが出来ないということでもありません。大きな家では無理ですが小さな小屋ならできるでしょうと挑戦してみました。
ノミを持つのも初めての人ばかりの中でここまでたどり着くのに容易ではなかったのですが、出来ました。伝統構法すべてを理解することは出来ませんが入り口には立てたと思います。
現在の在来工法
 現在の木構造はほぼ工業的に出来き金物を使って材料を組み立てるだけになっています。安全性や品質保証という観点では国の基準を守ったもので出来ています。しかし、身近な素材で自分の手で作りたいそれを実現できるのは伝統構法であろうと思います。

 今回の小屋の学び舎を開講したいという発端は千葉の中にあって林業としては成り立たない長南という場所で放置された植林地が荒れているのを見て何とか森林改善し、伐採した木材を何とか使えないかという一人の青年の思いからから始まりました。その為にしたことは。

木は、冬期の月が闇夜の頃に伐るものだ。
 これは世界中で言い伝えとして残っていますが,,現代ではほぼほぼ迷信扱になっていしまっています。#新月の木国際協会では20年間検証してきて木材の持っている最も良い条件を引き出す方法と認めています。
長南町の森林は農家の小規模なものが多く搬出にはとても苦労するところばかりで今の素材生産者では誰も手を付けないところです。そんな中でも少しでも良い木材の供給が出来れば求める人もいるだろうと新月伐採に取り組んでみました。やってみると思った以上の良い木が取れ、わずかながら買ってもらえる工務店もありました。これに期待して長南町の木材をアピールすることも含めて今回の小屋の学び舎になったのです。
これまで3回小屋の学び舎をやってきましたが、今回新月材で初めて使ってみると刃切れの良さは抜群でホゾを作るのでもとてもきれいに仕上がったののを見てとても驚きました。

今後、小屋づくりを通して森林の環境改善に寄与できることを期待しています。

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