どついたるねんインタビュー 2017年11月12日 中野・壱番館にて
・おならプープーセッションのMVが出ましたが、その撮影の裏話などありますか?
ワトソン「おっぱい最高」
DaBass「ギャル最高」
山ちゃん「ギャル!ギャル!」
山ちゃん&DaBass「ギャル最高!」
山ちゃん「ああいうノリのPVはめっちゃ良かった。スイサイダルとかビースティーズのPVみたいな、パーティーをぶっ壊すノリがさ」
うーちゃん「自分で見るときに恥ずいとか無かった?」
浜「それすごいわかる」
ワトソン「俺も出すまではすごい恥ずかった。出したらもういいんだけど(笑)」
うーちゃん「見た人のリアクションが良かったから安心した」
ワトソン「え?リアクション良かったの?」
うーちゃん「いや、わかんないですけど」
先輩「わかんねえのかよ」
・メジャーが決まってからの話に立ち返りたいんですが。
まず4月に赤坂ブリッツのライブでメジャーデビューの発表があり、彦龍ツアーの替え玉公演があったり、夏フェスに出たり、ビームスでアーカイブ展をやったり、劇団どついたるねんを旗揚げしたりと過密なスケジュールで動いてましたが、その裏では曲作りが難航しているようでした。それはどうしてですか?
山ちゃん「10年くらいバンドやってるからでしょ」
・メジャーから出すってことは影響しなかったんですか?
山ちゃん「それもある」
先輩「難航してみたかった、っていうのはある(笑)今まで快便すぎたから、便秘の人の気持ちもわかりたいみたいな」
うーちゃん「大人の便秘だね」
山ちゃん「深い話をすると、最初はメジャーから月に一曲ずつ新曲を出すって計画があったんだけど、それが出来なかったんだよね」
うーちゃん「うん。新曲の候補がいっぱいあった方がいいって言われてて、それで曲を量産しようと思ったんだけどなかなか出来なくて」
ワトソン「単純にさ、事を上手く進めようってことと、自分のやりたいこととは別じゃん。今さらだけど、全体を上手く進めるための余裕があるんだったら、最初にいくら軽い曲を出したっていいわけじゃん。そういう頭が俺らにはそもそもない」
先輩「メジャーに行って一曲目にメジャーバンドのカバーを出すとかね(笑)」
ワトソン「そうそう、そういう軽さで出すとか、わかんないんだよね、温度が。最初にどれを出したらいいのか。それこそ『ストレッチ』(ライブで演奏されている新曲)でも良かったけど、初めてだから全力ですべっても、これで果ててもいいみたいなことを考えて」
先輩「うん」
ワトソン「そうすると固くならざるをえないっていうか…。これは言い訳なんだけど」
・ただ、曲作りはずっとやってましたよね?どんな風に作ってましたか?
山ちゃん「6月に曲作りのために大分に行ったよね(ワトソン、先輩、山ちゃん、うーちゃんの曲作り合宿)」
ワトソン「無善寺でライブもしてるからね。フードファイターズ」
山ちゃん「初心に戻ろうってね」
先輩「公表してないけど、フードファイターズっていう覆面バンドで一回ライブしました」
うーちゃん「先輩は出てないだろ!」
先輩「俺はVJで参加したから!」
うーちゃん「先輩が謎の映像を送ってきたから、ライブ中にパソコンでその映像を流してました(ライブはワトソン、山ちゃん、うーちゃんの3人で行った)」
・フードファイターズのライブはお客さんはどれくらいいましたか?
うーちゃん「1人じゃない?」
山ちゃん「いや、1人もいないよ。無善寺の平日のブッキングのライブに出たから」
うーちゃん「対バンの人と、その彼女くらい」
山ちゃん「でもめっちゃ楽しかった。15分くらいのライブだったけど徐々に掴めたよね」
ワトソン「そうだね」
山ちゃん「フードファイターズのコンセプトは全員がジェイソンマスクを被るってだけで」
DaBass「怖っ!」
山ちゃん「でも段々お客さんっていうか、対バンの彼女も笑うようになって、なんかええやんって」
・どういう演奏だったんですか?
うーちゃん「無善寺はドラムが無いから、打ち込みとアカペラっす」
ワトソン「プレイモのカバーっす」
浜「フランスのバンド!懐かしい!すげー好きだった!」
山ちゃん「フードファイターズはデカかった。あとまっちゃん(ファック松本)のバックバンドをワトソンと二人でやったんだけど、それも良かった」
・DaBassや浜はその時期に何をしてましたか?
浜「バックの4人でスタジオに入ってたよね」
DaBass「新曲のアレンジを何周も変えながら楽器隊で合わせてってことをやってましたね」
・『BOY』は大分の合宿で出来たんですか?
ワトソン「俺だけ3日くらい先に大分入りしてて、鳥刺しとエロ本とビール買って、海でギター弾きながら『BOY』の断片は作ってました。一番気持ちいい状態で」
うーちゃん「最初は「オナニーはほどほどにしとけ」って歌詞じゃなかったっけ?」
ワトソン「というか、曲の断片は死ぬほどある」
うーちゃん「それを組み合わせて作っていったからね」
先輩「大分で『ドツノポリス 大分』ってのを一枚作ったんす」
・えっ!それはリリースしてないんですか?
うーちゃん「してないっす。キングレコードの宮本さんに渡すためだけに作ったデモアルバムで、ジャケットも作って(笑)提出しました」
・メジャーに曲をプレゼンしなければならなかったってことですか?
先輩「というやり方でやってみようって。こっちがどういう奴らなのかキングはわからないし」
山ちゃん「でも、大分に行けば曲はすぐに出来ると思ってたけど、あれ?なんかこれじゃダメだ。これじゃダメだ。の繰り返しになっちゃって」
ワトソン「その物差しが固くなっちゃって。今まで無かったわけじゃん、人にOKをもらうとか、そこを見越してバンドやってなかったから」
DaBass「メジャーから出すことで、周囲の目みたいなものを気にしてたかもしれないっすね」
浜「うん。月一で新曲作りますってやってたけど、出来ませんっていうのを宮本さんに前の4人が相談したら、そういうスケジュールはいいからってなって。それでみんな気が楽になって。その空気感から『BOY』が出来たっていうのはありますね」
山ちゃん「『BOY』はレコーディングの前日にみんなで集まってアイデアを出し合って、本当にいい曲になったんだよ」
先輩「とにかく俺の詩がいい」
うーちゃん「自分でそう言う奴あんまいねーよ(笑)」
先輩「でも事実だから。抗いようがない。私はリリシストだから」
DaBass「ポスト中原中也(笑)」
・じゃあ『BOY』以降の話は次回に聞くとして、DaBassと浜はクアトロはどんなライブにしたいですか?
DaBass「スペイシーな感じ」
うーちゃん「ぎゃはは」
DaBass「親父も呼んでます。親父に見てほしい」
先輩「親父に見てほしい?それの何がパンクかね」
DaBass「影ながら応援してくれてるから」
・浜はどうですか?
浜「今日もスタジオで練習したんですけど、自分たちが楽しいように全力で演奏するんで、その様を見に来てくださいってことです」
ワトソン「優等生すぎるな」
山ちゃん「やっぱガマン汁ずるずるのチンコみたいなライブにしたい」
うーちゃん「チンコを入れる前にクリトリスにこすって、そっから入れる時のズドーンっていうのがあるじゃないですか(笑)」
DaBass「いつ来るんだろう?いつ来るんだろう?みたいな」
うーちゃん「そこにプシューン!みたいな」
一同「おお!」
うーちゃん「それが1曲目の音みたいな」
山ちゃん「それだ!」
DaBass「ぬるぬるしてる!」
うーちゃん「プシューン!!」
山ちゃん「全曲そのテンションだ!早く入れたい…入れたい…1、2、3、4、ズーン!!」
ワトソン「カウント前からドゥルドゥルにしよう」
先輩「リハからそのまま本番にしたらいいんじゃない?渋谷の駅前の京太郎みたいなテンションで」
ワトソン「おまえ京太郎好きすぎだろ!」
先輩「こないだ生で見て感動しちゃって!マジやばい」
うーちゃん「もうさ、曲の最後はイッた後に抱きつくみたいな」
ワトソン「全員で果てよう」
山ちゃん「1曲で射精が1回とすると、20曲で20回射精するってことでしょ」
ワトソン「ライブ中にマムシドリンク飲もう」
山ちゃん「バイアグラ飲んでみない?」
一同「いいね!」
山ちゃん「ライブ前と休憩中に飲もう。心臓止まるかもしれないけど(笑)」
2017.11.12 中野・壱番館にて
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