美味しいは幸せ

少し遅くなりましたが、丸森町のヒュッテモモという宿とオーナーに助けてもらった話をさせてください。

それはインターンシップが半分終わり、中間研修を迎えた頃です。
その頃の自分は、ミッションでは会社の担当の方との距離感が遠く感じていて、自分が思っていることを伝えられず、苦しんでいました。それに加えてプライベートでも今までの人生で一番逃げてきたことをあらゆる人から突きつけられ、身も心もぼろぼろで、インターンの生活の中で一番落ち込んでいた時でした。

そんな状態の中で、中間研修を終えた日、これまで泊まっていた宿から、大内地区にあるヒュッテモモという宿に変わりました。(これはプログラム上、宿が変わることは決まっていました。)

ヒュッテモモは、丸森町の地域おこし協力隊の早川真理さんがやっている宿です。丸森町の大内地区の畑の中にある宿です。

ついた初日のご飯は和食。
最初の一口食べた後、頭の中は「美味しい」この言葉だけになりました。
宿に来るまで考えることだったり、向き合わないといけないことがたくさんあって頭の中がいっぱいでしたが、料理を食べると「美味しい」しか頭の中にありませんでした。

確かに「美味しい」料理はたくさんある。けれど、何も考えないで「美味しい」という言葉が出てくる料理は初めてでした。

人間って不思議で、「美味しい」ものを食べると幸せになれるんです。

まりさんの料理は間違いなく、どん底だった私を救ってくれました。
苦しくて泣いて、気持ちが落ちていた自分を笑顔にしてくれました。

おいしいってしあわせだね。
気づかせてくれてありがとう。

まりさんは私の丸森町のお母さんです。

まりさん、ありがとう。
また行くね。


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