この身も座標になるのかな… -- 塔と重力 上田岳弘
#私の恋人 を読んで興味を持ったので、同じく #渡辺えり さんによって舞台化された「塔と重力」を読んでみました。
読後の第一印象は、作者、上田岳弘氏の頭の中、かっこ良く言えば彼のイマジネーションとでも言うのかな、それを体裁を整えずに作品に叩き込んでいる感じがなんか爽快です。うまく表現できませんが、この作品に比べたら「私の恋人」は完成されてるというか、ちゃんとしてます、わかりやすいです。
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主人公の田辺は阪神・淡路大震災で生き埋めになった過去があります。すぐ隣で共に