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足首くらいの深さの書籍レビュー

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読書家ではないので、底の浅いレビューですがよろしければ。
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2019年9月の記事一覧

それでもM-1は特別な舞台 -- 言い訳 塙宣之

先週末のゴッドタンで話題になっていたので早速kindleで購入。あっという間に読んでしまいました。 ナイツの塙宣之が過去のM-1の総括をする、でもそれはM-1で優勝できなかった彼にとっては所詮言い訳でしかない、だから「言い訳」というタイトルになっているのですが、読んでみると前回のM-1決勝で和牛ではなく霜降り明星に票を投じたことに対する言い訳になってしまってるような気がしますね、ははは。 --- 本書ではM-1という舞台の特殊性を解説しながら、過去の歴代優勝者がなぜ優勝

この身も座標になるのかな… -- 塔と重力 上田岳弘

#私の恋人 を読んで興味を持ったので、同じく #渡辺えり さんによって舞台化された「塔と重力」を読んでみました。 読後の第一印象は、作者、上田岳弘氏の頭の中、かっこ良く言えば彼のイマジネーションとでも言うのかな、それを体裁を整えずに作品に叩き込んでいる感じがなんか爽快です。うまく表現できませんが、この作品に比べたら「私の恋人」は完成されてるというか、ちゃんとしてます、わかりやすいです。 --- 主人公の田辺は阪神・淡路大震災で生き埋めになった過去があります。すぐ隣で共に

千秋楽の観劇を前に。--- 私の恋人 上田岳弘

文学が苦手な私がようやく #私の恋人 を自分なりに消化できてきたと思えるようになりました。物事を単純化したり何でも解き明かそうとすることは世の中をつまらなくするかもしれないけど、2回目を見る前におそらく的外れな僕の原作への思いを書いてみます。あらすじじゃないです。そしてきっと嘘多数です。最初に謝っておきます、ゴメンナサイ。 ははは。 ----- 人は三度人生を送れば、少しはマシな生き物になるのだろうか。この物語の主人公、「私」こと井上由祐は三度目の人生を生きている。