金融所得課税に始まる無意味な増税

増税による格差是正

 最近金融所得課税を強化することが閣議決定されたのだが私はこれに反対する。特に理由の格差是正の格差が全く実体の伴っていないものであるからだ。そもそも増税による格差是正というものがおかしい。参考に日本のジニ係数だが平均範囲ともいってもいい。
所得再分配によるジニ係数の改善の推移

ジニ係数ランキング

格差是正を理由に使うならどれぐらいの是正が必要なほど格差があるか賛成派は証明する責任がある。IPOの過小値付け始め市場を荒らすと企業は資金調達ができず育たない。安心して会社が投資できる環境が整えるのではなく逆に壊しておまけに賃上げもしろというのだからたまった物ではないだろう。賛成派の中には使われてない金を有効活用するとかいう文言も見受けられるが金融、株に使われてる時点でその金は十分貢献しているのである。これでもとるなら合法化された強盗となんら変わらない。増税の必要性を立証できなければ少ないリソースをさらに無意味分けようとする様はソ連の狂気のそれに等しい。分配から成長は格差が凄まじいときにやれば効果はあるが日本でそれをやるほど格差があるか改めて考えてほしい。

減税による格差是正

 今やるべきは減税による格差是正だろう。政権は賃上げによる法人税控除で賃上げを進めているが同時に社会保険料も増加。ほぼ使える金が変わらないのである。給料は上がったがその分負担もあがりアベノミクスの消費税増税の失敗から何を学んだのかさっぱりわからない。
 格差を是正する気はあるが弱者救済、この国の経済成長によって国民全員を救う気があるのか。
 また国がNISAや資産形成を支持してるのに対して証券会社にも課税して妨げているのである。ここまでチグハグな増税を行うべきとは全く思わない。

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