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#血肉

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日々の出来事を地肉に換える、ノンフィクションです。
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#マニュアル

「かゆいところに手が届く仕事をしよう」

はじめに高卒で就職した最初の仕事、グランドハンドリングスタッフとして働いて5~6年経った時に、私を立ててくれた上司より貰った言葉です。当時の20台前半の若造の私にはそこまで響いてなかったんですが、退社するとき思い起こされた言葉について記事にします。職種に聞き馴染みのない方は、バックナンバーを参照いただけると有難いです。 作業服に詰めたマニュアルたくさんポケットが備え付けられている作業服に、IDやら無線機やらを紛失しないためのストラップを付けて携行していました。新人のうちは仕

「相手によって接し方を変えるのは適度まで」ほか

相手によって接し方を変えるのは適度まで目上の方とか取引先に対して尊敬語を使ったり、接し方を変えたりして意識的にマインドを切り替えるのは当然だと思います。とは言え、心に留めておくべきだと思うのが、「プライベートと仕事でそのマインドに強弱・高低差を作り過ぎない」こと。その高低差が大きすぎると体に毒だし、その高低差を少なくして、日頃から自分がニュートラルと言うかナチュラルな状態であることは、自身の人生という単位の中で考えるととても健康的だと思います。また、「できる限り明け透けで居る

「ZOOMミュート警察の前に」ほか

ZOOMミュート警察の前にリモートワークの推進・浸透によって加速度的に使用頻度が増えた会社は多いと思います。面接、社内会議、社外打ち合わせ、研修や引き継ぎ、友達や家族との会話に至るまで、声と顔を交わす手段に距離は障害ではなくなったと言っていいと思います。会議においては数人から数百人規模での対話が可能ですが、実際には数人の話し手が代表して発表なり発信をするもので、ほとんどの方は聞き手になり、①必要がなければ顔を出さず(ビデオの開始をしない機能)、②声も出しません(ミュート解除を