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#血肉

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日々の出来事を地肉に換える、ノンフィクションです。
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#祖父

#名前の由来

小学生のとき、自分の名前の由来について、親に聞いてくるように宿題が出た。そんな小さい頃なら、同級生たちは「え~何だろう~」などと口々に言い、親の回答を楽しみにしただろう。私はすでに母から散々に聞かされていたため、そのくだらない宿題には、心底うんざりした記憶がある。 仕事柄、母の交友関係は広い。自然と私も小さい頃から色んな知り合いに可愛がられた。大人になって地元に帰っても、気が付けば母はいつも誰かと電話をして、大きな声で笑っている。母は9人兄弟で、あたりまえに家族も仲が良く、

「戦争はある一人の身勝手で引き起こされた」

はじめに今年の夏、我が家は読書家になりました。(と言ってもいいと思う)「図書館で本を借りることで、にっくき(これは私の言葉)住民税の元を取ろう」という方のnoteを拝見し、ハッとさせられたのです。私の彼女においては、もともと彼女の中でスイッチが入れば果てしなく読書をするので、ちょっと羨ましいなと思っていましたが、私は中学校以来、マンガしか読んでないんじゃないかと思えるほど知識の足りていない人間です。なのにらしいことを記事にしています。 どんな本を読もうかと思ったときに私は議

「毎日を大事に生きる。」

現在一日中キーボードを叩いていたが、仕事はしなかった。想像していた以上に経理の仕事は難しくなく、午前中には割り当てられた仕事が終わってしまい、パソコンに向き合う私の午後は無気力だった。いくつもの転職サイトに登録したものの書類選考で落ちることを繰り返し、転職活動に疲れた私は仕方なく勧められただけの仕事に就いた。いつまでもお金がない生活などする余裕はなく、それ以外に選択肢はなかった。こんなはずではなかったと思うことが多くなった。若い頃は誘われる仕事に手を挙げるだけで済んだが、もう