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捧げるという習慣

裏千家の坐忘斎お家元は、毎朝先祖にお茶を備え、お経をあげて、自らも一服してから一日を始めるそうです。


“水を運び、薪をとり、湯を沸かし、茶をたてて、仏に供え、人にも施し、吾も飲む。 花をたて香をたく。みなみな仏祖の行いのあとを学ぶなり。”
〜『南方録』覚書〜


まさに南方録にある利休の教えを守っていると言えます。


私も毎朝お経をあげて、一服手前をする習慣を続けています。

自分のこと、身近な人のこと、自然に生きるもの、宇宙そのものを思惟し、捧げるという心を持つ習慣はとても大切に思います。


可能な限り毎朝その祈りの時間を持って、一日を始めたいと思っています。


“茶碗一つ扱うにも、神仏に捧げる思いでしなさい”
〜『日本人の心、伝えます』千 玄室〜

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