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【ロリン・マゼール】

昨日、アメリカの指揮者のロリン・マゼールが亡くなりました。

私にとっての彼の印象は、天才的な上手い指揮者ではあったけど、凄い指揮者ではなかったなぁというものでした。幼少期から神童ぶりを発揮した天才指揮者ではあったのですが、それが凡人からするとあまりにも上手すぎて心に残らなかったんだろうなと思います。例えていうならば、あまりにも天才的な人が書いたためにあまりにも心地よすぎて気がついたら終わっているようなモーツァルトの音楽を聴いているような感覚です。

残念ながらチケットが取れなかったけど、2010年大晦日の「ベートーヴェンは凄い! 全交響曲連続演奏会」を来日して振ってくれたのがとても印象に残っています。ネットで中継されていたのを最初から最後まで聴き通したのを覚えています(今年こそは聴きに行こうかな)。

追悼の曲は何にしようか考えましたが、夏なので、「夏の交響曲」とも言われるマーラーの3番にしました。数年前のBBCプロムスのラストナイトで、ネルソン総督のコスプレして「ルール・ブリタニア」を熱唱したサラ・コネリーにも食指をひかれてこの曲にしました。

ご冥福をお祈りいたします。

http://ml.naxos.jp/work/3342712

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