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G's ACADEMYについて

こんにちは佐藤一徹です。
昨年の11月から今年の4月までの半年間、G's ACADEMYってとこに通っていました。ひとまず卒業したという事で、体験を文字に残しておこうと思います。

この記事は、

・G's ACADEMYってどんなところか知りたい
・プログラミングとか起業に興味がある
・そういうコミュニティに興味がある

という人向けです。

僕が何をしたというよりは、G's ACADEMY UNIT_SAPPOROってこんなところだったという感じで書いていこうと思います。

G's ACADEMYってどんなところ

G's ACADEMYは東京と福岡に校舎を持つエンジニア起業家養成学校。創設から5年間で53社の起業と66億円以上の資金調達に成功している。起業だけじゃなくて、社内での新規事業や転職目的での入学も多い。
ただ勉強して終わるのではなくて、卒業制作で作ったプロダクトや事業をVCや採用担当者の前でプレゼンするGGA(グローバル・ギーク・オーディション)というピッチがあるのが大きな特徴だろう。

僕は栄えある札幌校1期生としてG's ACADEMY(以下G's)に入学した。札幌1期の受講生は18人。

エンジニア起業家養成学校というぐらいだから様々な経歴の社会人が入学した。どんな人がいたかというと、OL、不動産、コンサル、測量、飲食、市役所、サツドラ、広告、コンビニ、アート、FC東京サポーター、赫い革命家など。ちなみに、僕含め大学生は3人だった。(女の子100人持ち、医学部再入学など、普通の大学生ではない)

G'sに入学するには2つの方法がある。ひとつは、「こんなモノが作りたい」というプレゼンを審査するアイデア試験。もうひとつは、筆記によるIQ試験。ちなみに僕は、やりたいことが決まってないのでIQ試験を受けて、満点で合格したらしい。これは自慢ではなくて、ある程度論理的に考えてる人なら誰でも入れるレベルの足切りだと思う。でも、僕みたいにやりたい事が決まってない人がG'sに入ると、後でめちゃくちゃ苦労する。結局4ヶ月ぐらいでやりたい事を決めなくちゃならないからね。

G'sで学んだこと①論よりCODE(行動)

G'sではフロントエンドのJavaScriptやサーバーサイドのPHPを中心にプログラミングを勉強する。半年間の受講期間のうち、前半3ヶ月はプログラミングスクールとしての性格が強め。

プログラミングはコンピューターと会話するための言語だから、考えてたって使えるようにならない。英語だって、文法を習ってるだけじゃ話せないよね。英語に無限に単語があるように、プログラミングには無限に関数がある。まずはコードを書く。分からないことはググる。そうやって使ってるうちに上達してきた。

そして、プログラミングは起業と似ているというのがG'sの考え方だ。ビジネスモデルとか資金調達を入念に考えていても、事業は始まらない。新事業のスタートラインは、常に情熱であると。情熱によって行動し、周囲の人を巻き込み、ようやく"0"の段階になる。まずはプログラミングという道具を使って、やりたいことを表現する。それを他の人に見せて、技術面、資金面、ビジネス面、拡散など協力してもらう=巻き込む。これがG's流の新規事業の生み方だ。

②Always ask "Why me"

『世の中は、新しい事業なんて一つも生まれなくてももう回っている。新しい事業なんて社会に必要とされていないんだから、起業は社会に対するお節介だ。そんな中で、あなたはどうして起業したいんですか?
と、G's在学中は常に自問しなければならない。起業が目的でない場合も、自分は何のために生きているのかを考えさせられる。

時には、1人の人生を4時間くらいかけて皆で振り返り、Life Missionなるものを考えた。自分の過去を全て曝け出し聞いてもらうことによって自分の価値観を再発見できるし、他人の、それも多様な経歴を持つ大人の人生を知るのも初めての経験だった。
何が好きで何が嫌いか。それは何故か。1人で成功したいのか。世界中を巻き込みたいのか。大切な人は誰か。どういう目的で生きるのか

こんなこと、普通のプログラミングスクールではやらないよね。でも、"why me"を考えるから事業やプロダクトの本気度が高いし、半年間の付き合いとは思えないほどコミュニティの繋がりも強い。これがG'sの良さなのは間違いない。

③能力 << 協力

3つ目は特に20歳の学生である僕が社会人コミュニティであるG'sで感じたことなので、読み飛ばして貰っても構わない。

G'sでは、受講生どうしの繋がりがより良いプロダクトや新規事業を生み出す。起業においても、周囲の人を巻き込むことで事業は拡大する。
他者との協力が有効なのは自明だけど、実際に事業制作に取り組むと痛感する。どれだけ個人の能力が高くても、4人チームの思考力と作業量には敵わない。それどころか、"大人"には何百人、何千人もの知り合いがいて、その繋がってる人たちも学生なんて比にならないほどの専門性を持っている。

実際、社会で成功している人(責任がある立場にいたり、仕事が充実している人)は、必ずしも能力は高くないのかもしれない。G'sには、中卒で活躍している人もいたし、プログラミングがびっくりするほど出来ない人もいた。前半3ヶ月は、プログラミングを習うだけなら、僕は秀でていた。

でも、後半3ヶ月は違った。岩見沢市で実際に使ってもらう、サツドラで試験的に導入してもらう、特許の専門家に相談する、東南アジアでリリースしている、知り合いのエンジニアに協力してもらう、SDG's系の投資家に出資してもらう...等。今まで一人で勉強してきた自分には、ズルいと思ってしまうほど想像のつかない手段だった。社会というスケールでは、協力し合わないと何も前に進まないと思った

まとめ

G'sには僕みたいな20歳から、社会経験豊富な50代までいて、皆学ぶことが違ったと思う。そもそも、学んでいる時点で、G'sの真価を享受しきれていない。同じ学生でも、オカタイさんは新規事業を世の中に生み出そうとしている。でも、どんな人が入学しても絶対に価値があると思います。

入学金は学生にとっては高いけど、とある方によれば、毎日焼きそばを食ってでもお金を貯めて入学するべきだそうです。

ということで、気になった方はこちらのホームページをご覧になってみてください☺️

僕がG'sにどうして入学したのか、どんな"why me"を持ったのか、卒業制作は何を作ったのか、2期以降のチューターをやって感じること等は、GGAの後に別で書こうと思います。

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