法正谷川取水堰堤(ほうしょうだにがわ、徳島県つるぎ町)

●概要
四国電力切越発電所の7ある堰堤の1つ。
竣功：1931年？　　型式：G　　
目的：P(合計最大取水2.78㎥/s・有効落差185.15m・最大出力4,500kW)
堤高：?m　堤頂長：?m　流域面積：?k㎡
湛水面積：?k㎡　総貯水容量：?万㎥　有効貯水容量：?万㎥

---

●見学情報
駐車場：無　トイレ：無　自販機：無　天端：不可　直下：可
※徒歩でのアクセスのみ可。軽い山歩き。

---

●参考リンク・引用

水力発電所｜四国電力

---

●道中

貞光川には切越・吉良という2基の発電所がある。
そして今回紹介する切越発電所は取水7地点と程良い数。
例によってネット情報だけでは場所特定に至らず、現地へ。

入口となる橋。「立」という文字が見え、
早々にまさかの立禁かと思ったが、杖立と書いてあり安心。

ある程度登るとは思っていたが、朝イチからコレはやっぱりしんどい。。
まだ暑さの残るシーズンだったが、心地良い霧雨が救いだった。

程無くして森の向こうに堰堤が見えてきた。
思ったより大きそうだ。

ご対面。
全面越流型ではあるが、スリット＆決瀉板付きが嬉しい。

直下は荒々しい岩肌。

立禁看板の類も全くなく、上流へ。
ちなみに水利標識の類はナシで取水量不明。

上流側。右岸側は堆砂により殆ど埋まっている。

上流の様子。

上流から。雨明けという事で少し濁っている。

決瀉板ズーム。
他の切越堰堤でも見られたが、固定の為なのか、戸溝に石ころを挟むようにしているらしい。

右岸から。結構ガバガバめのスクリーンが口を開けている。

少し下流へ。貞光川にかけて索道跡が見られる。

取水口＆沈砂池＆土砂吐ズーム。この法正谷堰堤は貞光川の川又堰堤に次ぐ2番目の取水地。
この界隈地下に通っているであろう水路に注水している。

少し下流に謎の石板。特に何か書かれているようでもなく。。
この下を水路が通ってる…とか？

対岸、、というか川には打ち棄てられたのか、水路跡らしき。

元に戻って堰堤を上から。スリットとカーブが美しい。

取水口の様子。雨明けで透明度を取り戻しつつある感じのする水。

手頃な隙間から川へ。手前には先程見た水路跡らしき。
結局何なのかは分からず仕舞い。

最後に堰堤直下。岩肌の迫力も相俟って案外高さを感じた。
あ、付近ツルツル岩＋ふにゃふにゃ土砂なのでご注意を。
という事で撤収。

帰りにパシャリ。
以前は灌漑取水を行っていたのだろうか、すぐ先で途切れたパイプがあった。