見出し画像

千々石第三発電所堰堤(ちぢわ、長崎県雲仙市)

●概要
島原半島は二級河川千々石川にある千々石第三発電所の、2ある取水堰堤の1つ。
竣功:1918年?  型式:G  
目的:P(合計最大取水0.42㎥/s・有効落差20.3m・最大出力65kW)
堤高:?m  堤頂長:14.8m
流域面積:?k㎡  湛水面積:?k㎡
総貯水容量:?万㎥  有効貯水容量:?万㎥


●見学情報
駐車場:無 トイレ:無 自販機:無 天端:可 直下:不可
※近隣隘路&商店&民家有りの為、車でのアクセスは非推奨。


●参考リンク・引用


●道中

(地理院地図より引用加筆)
急遽連休(といっても2連休)が取れたので、久しぶりに九州へ行こう…そうだ長崎が良い!という事で、長崎初上陸の地に選んだのが・・・千々石川!
千々石川は雲仙の山々を水源に、西に流れ橘湾へと注ぐ二級河川で、
流域には棚田が広がる長閑な風景が広がる。
(第二発電所付近には棚田百選の清水棚田も)
そんな千々石川には5基の水力発電所があり、最下流に位置するのが第三発電所。上流から第五、一、二、四、三と並ぶ。県内にある九州電力管理の発電所は僅か6基(1,155kW)で、本土の発電所は全てこの千々石川に集中している事になる(残り1基は福江島)。
そんな第三発電所は1918年竣功と既に100年以上も稼働している。後に出会った九電関係者によれば、千々石川は水量が安定しており、大出力ではないものの安定した発電に適しているのだとか。
で、鉄管・建屋接続部。多分あそこに銘板があるがどう足掻いても見えない…
グルリと回って発電所入口。
ひとまず銘板を見つけて安心。
目の前に管理橋らしきが架かっているが、対岸は茂み。
上流側から放水口。
放水した先が少し変わった形をしており、
(下流側からの写真)
このように中洲のような道があり、
(下流側からの写真)
発電後の水は、直下の導流壁により左岸側水路へと流れを促され、
(↑の左岸側水路の下流)
恐らく灌漑用水として分水されているようだった。
続いて上部水槽。フェンスしっかり目&高めで、これが限界。
水槽上流側から。
少し移動して千々石川本流にある取水堰堤。
土砂吐の石積みが荘重な雰囲気。もう1つの取水地である飯岳川の堰堤と同じ形。
堰堤上流側より。
彷徨いていた所、アクセス路を発見し接近。
左岸真横から。
右岸には文字情報がチラホラ。
これだけ明確に名前を書いてくれると捗る。
欲を言うなら堤高も欲しいかも?
茂みに隠れていたがもう一丁看板。
「(本?)流取水口」と書いてある。
下流面。
堰堤下流の様子。
この先100m程の地点で合流する飯岳川の取水を合わせ、第三発電所へと向かう。
右岸にあった看板。五角形が珍しい。
何か意味が込められているのだろうか…?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?