四十路の初体験 占い編


うかうかしていたらね、師走が猛スピードで駆け抜けていって2024年になっていました。はえー。


昨年末くらいからかな?なんとなーく仕事をしながら違和感というか、ボタンをかけ違えたまま躍起になって空回りしているような感じがして。
年明けになってもまだその感覚が拭えなくて、ちょっと心がどんよりしてきた。
この仕事、本当にわたしに向いてるんだろうか?とか、誰しもが一度は経験するであろう壁にぶつかっている。


それでね、不意に思い付いたんです。
占いに行ってみよう、と。

占いの類は実はあまり信じていない。
スピリチュアルな話は好きだけど、要はカウンセリングに近いんじゃないの?と。
まあでも、ものは試しですから。


昔から「占いといえば新宿!」という固定概念があったので検索して一番最初に出てきたところにした。
占い師の先生がたくさんいるけど、これもなんとなく、『TVの◯◯に出ました!』という人を選んだ。写真を見る限り気さくそうだし。
予約はオンラインでさくっととれた。とりあえず初回なので20分お試しコース。
延長するとその都度追加料金がかかるシステムね。オッケー全て把握した。


当日はその前の用事が押してしまい、急遽予約時間を30分ずらしてもらったが快く受け入れてもらえた。
お店に到着すると、ネカフェの入口みたいな自動精算機と、ネカフェの店員みたいな受付の人がいた(失礼)
淡々とシステムについて説明を受け、どきどきしながら先生の待つカーテンの向こうへ。


「こんにちは〜、よろしくお願いします」


あっ、写真と結構ちがう。
でもちゃんと(?)気さくそう!


我「よろしくお願いします〜」
先生「今日はなにを占いましょう?」
我「えっと……ざっくり言うと今年の運勢、みたいなものを……というのは、昨年末からなんとなく色んなことがうまくいってない気がして」

『大まかでもいいので先に占ってもらいたいことを決めておきましょう』という、占い初心者のためのHOWTOも履修済みである。
先生は小さいノートパソコンみたいなのを軽くいじった後に画面をこちらに見せてくれた。そこには三重の円が線で区切られた中に星座のマークや見たことない記号が描いてある。


先生「サカキさんの表の顔は誰とでも親しくなれる社交的な人でバランス感覚も良く、何でもそれなりに器用に出来る人にみせるのが上手いですね。でも本来は自分が身内と思った人にしか本心を明かさないし狭くて深い人付き合いをする方です。人間関係も仕事も、好き嫌い、得意と不得意がハッキリしています。どうですか?」


お っ し ゃ る と お り で す


開始3分で全てを言い当てられたような気がした。
パソコンの画面にある図形はどうやらホロスコープというものらしい。星の流れがうんたらかんたら〜と説明をしながら先生が首をひねった。

「昨年末からしっくりこないとおっしゃっていましたが、星の巡り的にはここ5年くらいのしんどい時期がようやく終わりを迎える兆しです。逆にこの5年、よく耐えましたね……という感じなんですけど。何かありました?」
と言われ、「この5年」に心当たりしかない私はぐうの音も出なくなった。
何があったかはあえて先生には言わなかった。
今日わたしが聞きたいのはそこではないのだ。


「お仕事に関しては、うーん、そうですね。サカキさんは自己完結型で、自分のやり方に口出しされるのが苦手なようですね(苦笑)」
「あっ、はい……へへ……(苦笑)」
「でも、上司や会社のプレッシャーが強く出ていて、今年はそのやり方を変えざるをえなくなります」
「ぐぬぬ………………」

いまは現状を変えようともがいている時期だけど星の巡り(って何なのか結局よく分かってない)によれば1/21過ぎれば自然と良くなっていくから、と。エッ、4日後ですけど???


その他、人間関係のことや趣味のことなども色々と占ってもらえた。20分ってあっという間に過ぎちゃうと思っていたけど聞きたいことも聞けたしそれに対してしっかり答えてくれてかなり内容が濃かった。

先生に「自己表現の趣味を持つといい」と言われ、同人やってますとは言えず。
Kpopアイドルが好きで……と言ったら「そこで良い出会いがあるかも。現場だけじゃなくてKpopダンスを習ってみるとか」と。エーッ!

「サカキさんの運気をさらに上げるには、今までやったことがない、『こんなことバカバカしいな、役に立たないな』と思っていたことに挑戦するといいですよ」
「例えば?」
「バンジージャンプとか、忍者の修行とか」



爆笑。



タイマーが鳴った後に「最後にこれだけ」と言ってタロットカードをやってくれた。
未来を表す場所に死神のカードが出て「先生ッ!?」となった。かなりパワフルなカードで一度何もかもぶっ壊すといい(ざっくり言うと)らしい。どうゆうこと?


延長はしなかったけど、「あなたはこういう人なのね」と理解してもらえるだけでちょっとスッキリした。やっぱりカウンセリングに近いのかも。
なにかに迷った時はまた行こ〜と思いました。友達と一緒に行っても楽しいかもね!


総評として、私は1人でもじゅうぶん楽しく生きていける人間だけど、常になにか物足りないな〜と思いながら生きている。
そんな時はバンジーをしたらいいよ、と。


よし、行くか、バンジー。
(2024年の抱負)

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