花粉症は耳鼻科のお仕事
「医学の日進月歩は、侮っちゃいけない」
そう思った。
数ヶ月前から外耳炎のような症状が出たり引っ込んだり。
今年は例年より花粉症も早めに出ているので、我が子が通っている耳鼻科に私もかかってみた。
衝撃を受けたので、ちょっとここで書いてみたい。
花粉症はそれこそ上の子を産むくらいに発症した。
毎シーズンお決まりのパターンがあって、4月ごろには副鼻腔炎か中耳炎にまで悪化していた。
一番ひどかったのは、下の子を妊娠した時。つわりと花粉症で、体力が削がれる中、副鼻腔炎に薬が使えなくて、とうとう大学病院で鼻の骨を貫通させて副鼻腔を消毒する処置を受けた。毎日頭痛で、鼻の匂いとつわりとで食事が苦痛だった(この食いしん坊の私がです)。
その後は小児科ついでの内科で診てもらい、シーズン頃に服薬で対処してきた。
今年もその予定だったけど、外耳炎が気になったのでまとめてみてもらうことにした。
すると、鼓膜の状態があまり良くないことがわかった。透明ではなく、骨も一部形が崩れていると。小さい頃の中耳炎はともかく、大人になってからのケアが不十分だったと。
聴力も落ちていて、鼓膜の動きも良くなかった。
で、ですよ。私思い当たる節がずっとあったんです。
耳の聞こえが悪いとは思っていたけど、それは高校生の頃からで。
大きな音を聞くと、耳が痛くなるので、映画館やコンサートホールが苦手。カラオケも苦手。
以前別の耳鼻科では、その症状は慣れるしかない。と言われたこともあった。1箇所ではなくて、実家近くの耳鼻科で言われたこともあれば、副鼻腔炎になってお世話になった神奈川の耳鼻科でも言われた。
だからそんなもんだと思っていた。
その代わり、違う視点からケアしてきた。
噛み合わせにもお金と時間をかけたし(噛み合わせは見てくれていたけど、虫歯や歯周病のケアが不十分で、数年後にほぼ全ての歯を再治療してもいる)、鍼灸にもかかってきたし、もちろんセルフケアもしてきた。症状はうまくコントロールできていると思っていた。
だけど今日、もっと早くケアすることが必要な状態だったとと言われて、衝撃を受けた。
耳鼻科は私が当時諦めていた症状にも対応できるとわかった。
治るかどうかというと、簡単じゃない。どこかで頭打ちも起きるだろう。
ただ、耳鼻科以外のアプローチじゃなくても引き受けてもらえたのは、ありがたい。耳の違和感に悩んでいたのだし、対処療法で凌いできた花粉症も、もっとじっくり対応してみようと思う。その引き受け手が見つかった。
結論
医学は進歩しているし、違う病院に行ってもいいし、同じ医師でも視点は違う。とにかく、あきらめないで受診はアリだ。
医師いわく、もっと早くからケアしないといけなかった。と。
40代になったら治りが遅くなるし、予防的ケアも必要。
耳や鼻のことはアレルギー専門の耳鼻科に来てほしい。
だそうです。
そして。
私はケアを提供する側だから、自分が関わったことで人の時間とお金と時には健康を奪っているのではないか、とすごく恐ろしく感じた。
痛みや症状がなくなることも正解だけど、状態(病態)がなくなったとは言えない。
生活するに必要なのは、自覚症状が減ること。長い目で見た時は、後者との付き合い方も大事。
当たり前のことを、もう一回骨の髄と魂に刻む。
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