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「非意図的恋愛談」を見て。

お久しぶりです、ShiNと申します。個人的に今は受験戦争真っ只中なのですが(1月22日現在)どうしても私は何か遊び場がないとダメな性分なので、過去問を解きながらオアシス探しも並行しております。という流れで最近一つのオアシスとして見始めたのが、「非意図的恋愛談(邦題:俺は恋愛なんか求めてない!)」です。

きっかけとしては主演のゴンチャンがセンイルペンミでオマゴルを歌っているチッケムを見つけて、まさに芋づる式にという感じなんですが、ついでにこのチッケムの再生回数ゼロが2つほど足りないのでみんな見てください。

93lineの30代にしてこのビジュアルの若さ、その上真面目に笑顔でオマゴルを歌ってくれる、おまけにBLドラマで男とキスしてくれる(⁉️)こんな素晴らしいアイドルは後にも先にもなかなかいません(好みのBLドラマに出たというだけで5億点が加算されています)ちなみに最近は文字通り俳優業を中心とした活動が続いていますが、今年の1月にはグループとして2年ぶりにニューアルバムを発表するなどまだまだアイドルとしても現役。

もう、ヨジャドルじゃん。

話を戻しますが、個人的にはもう完走してしまって、続編作って💖の気持ちなのですが色々調べてみるとチャソウォン(ゴンチャンの相手役)が兵役中に電撃結婚をかまし(常識では考えられない生き物、ノンケ。)そこで一悶着あったらしく、もうないのかな……と思いきやどうやらサブカプの学生時代を描いたスピンオフが春に公開予定みたいなので、やる気がない訳ではないのかなと思ってみたり(発表と同時にクラファン始めてて「もしかして: スポンサーがいない?」と思ったのは秘密)シーズン100までやってください。

あらすじ

ソウル近郊にある一流グループ企業に総務として勤めていたゴンチャン演じる主人公ウォニョンくんですが、上司の不正に巻き添えを喰らって停職処分になってしまいます。友人の「旅にでも出たら」というアドバイスもあって江陵に長期滞在することに。しかしそこで出会った陶器店の店主はなんと会長お気に入りの陶芸家でした。
「もし自分がこの人と専属契約を結べたら、手柄として復職出来るのでは?」と考えたウォニョンくんは彼に何とか近付いてその情報を逐一室長に報告する、というスパイ的な生活を始めるのですが、彼と一緒の時間を過ごしていくごとにどんどん惹かれていってしまって……というお話です。

バソタソ先輩の例のジャケットも江陵で撮影。

江陵は日本海に面した人口20万人ほどの港町で、鏡浦台などのビーチがあり夏には海水浴客で溢れる観光都市でもあります。本編には全く関係ないのですが、ShiNさんの最推しであるカリナ様も旅行していました。

都会育ちの男がひょんなことから景色の綺麗な田舎町に行って、そこで出会った人と恋に落ちるって王道だけどもう題材として良い。ウォニョンが27歳、テジュンは32歳なので学生モノとは違った落ち着いた雰囲気もあり、それと同時に江陵での非日常感、遅れてきた青春のような雰囲気もあります。テジュンウォニョンの韓国ファッションも素敵。

二人とも綺麗めだけど、ウォニョンはその中でもカラフルで可愛らしい感じ(そもそも顔からかわいいけどね)テジュンはモノトーンや寒色を基調とした男っぽくて正統にフォーマルなファッションが特徴。

逆に言えばこの話は遊園地に行くだとか、旅行といった特別な出来事は一切ないんですよね。テジュンは陶芸家として忙しい日々を送っていますしウォニョンも大企業の総務なのでそれはそうという感じではありますが、このドラマは「愛と引き換えに何かを失うほどの大恋愛」というわけではなく、本来なら出会わないであろう二人が出会うことで日常にさりげなく幸せが一つ加わるような。特にラストシーンで二人が夕陽を見ながら砂浜を歩く場面にはそれが象徴されています。特別なことは何もないけど、仕事終わりに手を繋ぎながら砂浜を歩いて、一緒に夕陽を見ることが、二人にとっては一番幸せな事なんだなぁと。

夏に一人で砂浜を歩いてたのに、同じ場所を冬には大好きな人と二人で歩く、ですって(ですって)

出会いは意図的、恋は非意図的。

このドラマの魅力は、二人の出会い方とは対照的に「恋に落ちる事とは決して意図的なものではない」と強調しているところ。始まりこそウォニョンがスパイとしてテジュンに意図的に近づくところからですが、ウォニョンはテジュンのギャップにどんどん惹かれていって、テジュンはウォニョンの明るくて天真爛漫な性格につい世話を焼きたくなって……というように、二人が惹かれ合う様子にウォニョンがスパイであったか否かは関係ないのでしょう。ちなみに最終話でテジュンは「僕を利用したって良いよ」と言っていますが(冗談ですけども)ウォニョンは「ただ、愛したいです」と答えています。良い。

同じ気持ちでありますように←何やねん。

終盤にかけて「愛している“ふり”なのか、本当に愛しているのか」ということがテーマになってくるんですが(もちろん視聴者にはふりではないことは分かっている)ウォニョンが窓の外を見てると思ってたのは、実は窓ガラスに映っている自分を見てたのかとテジュンが気づかされる場面とか、ウォニョンがテジュンのカーディガンの匂いを嗅いでいるのを見てしまうテジュンとか……そういう相手に対しての言動ではない、好きだからついしてしまった(愛している“ふり”では出てこない)行為、みたいな描写はポイント。ウォニョンが序盤は復職したい一心だったのに、だんだん二人の時間や関係の方が大事になってきて、上司の電話に出なくなったりわざと報告しなかったりするようになるのも良い。完全に好きな男に染まっていく女だから(スーパー異性愛規範発言禁止)

テジュンウォニョンというケミ………

このドラマのキーワードは何と言っても“陶芸”なので、必然的に手の描写はかなり多いのですが、中でも5話のウォニョンにテジュンが手を添えながら陶芸を教えるシーンはまるで90年代洋画の「Ghost」を思わせる雰囲気。

この時にはとっくに両片思いなんですが、テジュンさんには自分じゃない別に好きな女性がいる(と思い込んでいる)のにドキドキしっぱなしのウォニョンくんは思わず「女の生徒だったら、すごくドキドキしただろうにね」と言ってしまうんですけど、そこで「男なら、そうじゃないと思ったの?」と返してくるテジュンはめちゃくちゃオシャレだし上手(うわて)すぎる。平安時代の返歌か?

テジュン氏はThe韓国人彼氏という感じで(多分)好きな人に対しては全部自分のペースに持っていくし常に自分のテリトリーにないと気が済まないタイプ。砂浜でウォニョンを囲むように線を引いて「世界がこれだけだったら良いのに。どこにいても、見ていられるから。」と言ってみたり、ウォニョンが“学生時代の友人と飲みに行く”と言えば何も頼んでないのに迎えにきたりと独占欲が凄くて、正直見ている側からすればちょっとズルすぎるまであります。まあもちろんウォニョンくんはしっかり飲み込まれているんでつが。

お布施も兼ねてフォトエッセイを買ってしまいました。
非意図的恋愛談に狂わされ、捧げています。

このnoteを書いたのは実はこの動画の宣伝がしたかったからなんですが(おい)力作なのでどうぞ見て頂いて、いいねもぜひよろしくお願いします(❓)

ここまで本編の話をベラベラ書いておいてなんだという話ではありますが、このnoteを読んで一人二人でも非意図的恋愛談を見てくれる人が増えてくれたら光栄です。一緒にナンバースリーピクチャーズ(非意図的恋愛談の制作会社です)に早くシーズン2やれって言いましょう(❓)

終わらせないから。(もう終わっているんですねー)

非意図的恋愛談シーズン2、私は諦めない。
私の首を切ってみて。

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