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ゼロベースワンの魅力と活動の振り返り

お久しぶりです。ShiNと申します。
さて、noteを始めて2年、早くも高3になってしまった私ですが受験生だからといってオタク趣味をセーブできるわけもなく、最近ではシグナルソング公開時から何かに引き寄せられるようにボーイズプラネットを視聴し、推しメンも1pickどころか4pickぐらいまで受かるという(この人凄いね)成功体験のもと、最近はもっぱらそちらに魂を売っております。

7月は大手事務所の人気グループも沢山カムバックしたまさにカムバ戦争の月でしたが、無事デビュー8日目のTHE SHOWで初1位に、In Bloomとしては合計3冠を獲得。

そのボーイズプラネットからデビューしたグループこと、ゼロベースワンの3週間にわたって続いたデビュー活動も無事終了ということで、今回の活動の振り返りとアルバムの感想、ちょっとした考察を自分への記録のためにも残しておこうと思います。Apple MusicとSpotifyのアルバムリンクを貼っておくので、是非アルバムを通して聴きながら一緒に読んでいただけると光栄です。

今回のアルバムタイトルは「YOUTH IN THE SHADE」直訳すれば「日陰の青春」となる訳ですが、正直デビューアルバムからこういう若干ネガティブな要素を匂わせてくるのは(ましてやサバ番発、デビューという“輝き”に向かうまでの過程を数ヶ月放送した訳なので)結構珍しいと思います。まあ、某新興大手事務所っぽいと言われればそういう気もする。

グループのコンセプトは前々から炎上しつつ(❓)話題になっていたコンピューターコンセプト、というと少し言葉足らずなので恐らくゲームやメタバース、SNSなどの近未来的な要素と80sファッションやY2K(ゼベワンの場合Y2Kはちょっと薄いけど)などのレトロな要素をミックスしたいわゆるレトロフューチャー系。

レトロフューチャーとは「過去の人々が思い描いていた未来像」という意味である。また、1970年代から80年代の科学技術が急成長を見せた時代から流行しはじめた、「20世紀初頭から20世紀中期までの人々が描いた未来像」への懐古趣味や、当時のそういった描写を好み熱中する(現実の未来と比較し、郷愁を楽しむ)ことを指す。発展して、そういった過去の楽天的な未来像を取り入れた現代の作品や、現在の視点から過去を再構築して生み出された"訪れることのなかった過去"を指す場合もある。

Wikipedia「レトロフューチャー」より

レトロフューチャー要素の強い音楽グループだと私はPerfumeが思い浮かびますが、今回のアルバムは近未来感よりどちらかというと「80sの欧米アイドルっぽさ」に振れていたので、ゼベワンも2年半の内に1回は近未来感溢れるテクノポップなんかでもカムバするんじゃないかな〜というのが私の予想です(浅理解考察なのでそこは悪しからず)
ですが今までのMnet製作グループで「コンセプト」なるものをきちんとやり通したのは結局IZ*ONEしかいないので、今後これが続くのかどうか何とも言えないのはそうですが、いずれにせよゼロベースワンにおいて「対比」「異なるもの同士の調和」というのは大きなテーマになってきそうだと感じます。

◎タイトル曲は「In Bloom」

ゼロベースワンの記念すべきデビュー曲「In Bloom」はa-haのTake on meのメインリフをオマージュして80sレトロポップのトレンドを掴みつつ、そこにヨチンなどの清純コンセプトを作ってきたイムスホ(イギヨンベのイギ)によってKpopらしさが足されるのがおいしい一曲。作詞にもIVEの自己愛3部作の作詞を手がけたソジウムや、SMやハイブなどの大手事務所御用達作詞家チョユンギョンが共同作詞に参加しており、まさに第5世代スーパールーキーの名に負けることのない超豪華制作陣。

가장 아름답게 세상을 다 물들여도
一番美しく 世界を全て染め上げても
영원한 건 없대 결국엔 모두 시들 테니

永遠なものなんてないんだって
結局はみんな枯れてしまうんだから

注目したいのはBメロ突入直前に歌われているこの歌詞。プログラムで作られた世界は簡単に消すことが出来るし、花はいつか枯れてしまうし、ゼベワンがゼベワンとしていられる時間にも限りがある、というようにゼベワンを取り巻く全てが結局は“虚像”であることを憂いているような歌詞だと受け取れます。だからこそその次の歌詞である「僕は運命でさえも変える」という歌詞が際立つのですが。ゼベワンは限りある世界に存在することと、それでも永遠を願う思いとの葛藤の中でゼベワンはどんな答えを示すのか、最後のカムバの時にその答えが見られたら嬉しいです。

◎アルバム収録曲別の感想

1.Back to ZEROBASE

コンセプトフィルムでも流れていたMネ系列サバ番グループでは恒例のイントロ曲(の割には2分45秒もある、ありがたい曲)作曲は外国人チームですが、作詞にはタイトル曲同様チョユンギョンやソジウムも参加しています。冒頭でユジンが歌っている「これは新しい始まりなのか、終わりなのか 君と僕を分けた境界線」という言葉は良くも悪くもこれからのゼロベースワンとしての2年半を象徴する歌詞になりそうです。

2.New Kidz on the Block

今回タイトル曲のインブルームと並んでサブ曲としてパフォーマンスされたディープハウス楽曲。アルバムコンセプトとは打って変わって、新人らしい明るくカジュアルなエネルギーが強調されています(ちなみにアメリカの80sバンドに同名のバンドがあるらしいですが、公式はそれとは関係ないという顔をしつつデビューショーではしっかりパロってました)今回のアルバムでShiNさん一推しの曲はこれです。ゼベワンの良い意味での3世代っぽさ、一人一人の持つ要素は全く違うのに全員集まるとパズルのピースが組み合わさるように一つになれるところを上手く消化した一曲だと思う。

◎Just_a_Showtime選抜映像集

インブルーム期の中からShiNさん選抜で「絶対に、見なさい。」という動画を貼っていくよ。

夏の光。セイマイネーム逆走オールキルしよう。

新人らしくフレッシュなエネルギーに溢れているのに、どこか余裕のあるステージ。ニュ〜キッズオンザブロックのステージは他にも沢山ありますが、やはりこれだけは一味違うような雰囲気を放っていると思います。今、Kpopの定石はニュ〜キッズオンザブロックにある。

ユジン“くん”がかわいいチッケムみんな見て。

◎まとめ

何はともあれ、ゼロベースワンとしての数少ない2年半を噛み締めて(そんなことを言っていたらあっという間にデビュー1ヶ月が経とうとしていますが、こんなペースで本当どうなるのか)見れるだけの良い景色を見て、メンバーにとってもファンにとっても青春のように輝く期間になることを願っています。あともちろん健康に。

p.s. 単コンにはなるべくキャパがアリーナクラスぐらいまでのうちに行っておきたい。

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