女一人、30代、人工股関節入れるかどうか③2022/11/14までのこと

貯血にGO

00時まで仕事のため、朝7時代のJRで札幌へ

スマホ充電を失敗し65%という心許ない状態での出撃。モバイルバッテリーがあるからOK!と思ったらだめだった。

瀕死のモバイルバッテリー

札幌への道程は遠い。

札幌に到着し、クリニック近くの店で昼食を食べる。大通公園のあたりランチ争奪戦すぎる。オフィス街ってこういうことか。

13時にクリニックへ。
この日もクリニックは混み合っていた。尿検査を済まし、診察を待つ。

詳しい順番は忘れたけれど

手術の説明→待合室→手術の同意→待合室→血液検査→待合室→検査→待合室→説明→待合室

みたいな感じで待合室との往復を繰り返していた。スマホの電池もぐんぐん減るので文庫本の一冊はかばんに入れておいたほうがいい。

貯血前の採血。検査用の血が取れなさ過ぎて看護師さんがぐるぐる回っていた。申し訳ない。麻酔の説明とか、手術で起こることのリスクとか、筋力測定とかCTとか、諸々済まして15時くらいかな。

この日の支払い

しんどい

この日の支払いは2万あればOKと予め言われていたけど、万削れるのはしんどい。(貯血した病院でも数千円支払った)

万削れた後に貯血のため移動。移動先は入院・手術をすることになる病院だ。前回の診察時に予約が必要だけれど、無料で送迎してくれた。股関節が爆裂に悪い人間しか乗らないせいか、運転手さんがめちゃめちゃ気遣ってくれる。
病院はクリニックからそこそこ距離があった。外はもう暗くなりかけていた。

病院に着いたときには既に売店が閉まっており、診察を受けている人もいなかった。待合室に残るのは、ほぼ貯血に来た人間。
問診票を書いて待つ。クリニックでの受付順に貯血が始まっていた。
待ちながら一階部分を見回し、売店の小ささにショックを受ける。昔ながらの売店。

あ〜終わってもネカフェで深夜まで時間潰さないといけないのか~あ〜本当に手術するのか〜あ〜あ〜もう〜マジでマジで〜。
と思っているうちに貯血の順番が回ってきた。

血管が無さすぎてベテランを呼ばれる始末。刺しても血の出が悪い。針を押さえられながらギリギリの状態で貯血が行われる。
まぁ最悪今日できなくても入院してからで……という流れになりかけたが、両側手術と言ったら看護師さんが明らかに真顔になる。
(⁠・⁠_⁠・⁠)←こんな感じ

看護師決死の貯血により無事400mlの血が確保された。

貯血を終え会計をし、鉄剤を処方される。薬局で同時刻に貯血していた方と話し、入院時期が被っていることが判明する。タクシーを相乗りし、札幌駅に戻る。結構遠い。
同じ立場の人と話したのは初めてだったのでとても嬉しかったし、再会を約束したことも嬉しかった。

深夜バスの時間までネットカフェで時間を潰す。漫画を読む気力が無く、わらふぢなるおのコントを見て過ごす。

本当に気力が無かった。

思い返すと、この時期一番元気がなかったかもしれない。


深夜5時の五稜郭は何もない

手術したとこで中身がカスなんだよな
入院費いくらになるかな
貯金そんなにないな
保険の請求できるかな
傷病手当も申請できるかな
職を変えるしかないか
就職できるかな

などなど考えていたら深夜バスが到着していた。

貯血の日はここまで

その後は家の片付けをしたい!と思うだけで終わったり、脚に挟む用の枕を自作したりしていた。

脚に挟む用の枕、しなしなしている
クリニックから渡された資料を見て作った

いよいよ手術・入院だ!

おわり

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