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女一人、30代、人工股関節入れるかどうか②2022/10/06までのこと

入れるかどうか、じゃなく入れることになった

札幌のクリニックで手術を決めてきた。大通り公園すぐそばの有名クリニックだ(ここまで言えばあとは自分で調べるやろ)
診察の予約はWEBページでしたけど、結局折返し電話がかかってきたから直接電話したほうが早かったね。Twitterでクリニック名を検索すると“診察だけで○ヶ月待ち” “手術は年単位待ち”みたいなツイを見かけたのでコロナ禍でいかに予約しやすくなったか分かる。
13時に予約して向かったら、フロアのある廊下に椅子が並んでいて年配の女性がみっしり座っていた。電話で「時間ちょうどに来ていいですよ」と言われたものの、時間を持て余し12:52くらいには到着したため、みっしり具合に驚いた。当然椅子もなく、最後尾に並ぶことになった。立ってるのも気まずいので、一回トイレを挟んで休む。
13時になって列が動く。先頭にいた人が検尿カップを持ってトイレに向かうのを見て、直前にトイレで絞り出した私は戦慄した。結果的にその日検尿はなかったのだけど、次回はうっかり絞り出さないようにしたい。
初診だから書き物が多かった。裏面書き忘れたり、薬の欄を書き忘れたりミスを連発。待合室では加山雄三との対談映像がずっと流れていて、スキー場で除雪車にひかれた話をしていた。加山雄三なかなかひどい目に合ってる。
書き終えてまずレントゲンを撮る。うっかり金属がついたレギンスを履いてしまったので着替えた。緊張しすぎてうっかりが続いている。
一つ検査しては待合室に戻り、話を聞いては戻り……と繰り返していく。待合室に戻る度に人が増えている気がした。杖をついている人が多い。
繰り返しの一つで医師と対面。軟骨カッスカスのレントゲン画像を見ながら、このクリニックに連絡をするということは……?ということでトントン拍子に手術の話が進む。
あと、あなたの年齢なら人工股関節の耐久年数的にもう一回入れることになるだろうけど、それは分かってます?……という確認も。
この確認が自分としてはとても良かった。年齢的に様子見・できる限り軟骨を温存……じゃなくリスクを伝えた上で手術するかどうかを聞いてくれたのが嬉しかった。
一番早くて来月手術出来るらしい。やば。

それはちょっと早すぎるので、再来月にしてもらう。あとまぁ痩せようという話。

予想外だったのは右左両方同時に手術すること。自分の体感としては左の方が痛いのだけど、レントゲン画像を見たら大差なかった。

一旦また待合室に戻り、次呼ばれた時は日程調整の話になった。看護師さんが書類を見せながら一つ一つ丁寧にしてくれる。最初の入院日は11/30だったけど、友人の“入院は月跨がない方が良いよ”という言葉を思い出し、日程を変えてもらう。なんとか12月中に収まるように入退院出来ることになった。
限度額適用認定証は2週間くらいかかるので早めに申請したほうがいいですよ〜の話とか、検温を聞きながら『やることが……やることが多い』と金田一少年の犯人顔になっていた。
手術をするつもりの人が来る病院なので、看護師さんの説明慣れ感というか、明る過ぎずも深刻過ぎず、かと言って淡々としている訳でもない感じが良かった。

来月の診察日は手術同意書のサインや詳しい検査、貯血があるため長くなるらしい。

その日は2200円くらいでお会計して、大通公園から札幌駅までちんたら歩いて戻った。(これが本当に遅い、マジで歩けなさすぎ)
札駅ついて遅すぎ昼ご飯食べたのが四時過ぎくらい。

もう軟骨などなくて骨にダメージが増えているのだけど、無くなるなら歩いとこ!みたいな気持ちだった。


やせたかば

途中リサイクル展やってて面白かった。

こうして手術を決めてきた訳だけど、思えばクリニックに申し込みしたときからそのつもりだった。様子見と言われなくて良かったなあ。
全然死ぬような病気ではないし、30代で入れるの早すぎ!なのも分かっている。
正直ポジティブな気持ちで決めた事ではないし今も『あ〜あ』ってなってる。でももうやってられない、が先に立ってしまう。

入院までにやることを乗り越えられるのか……という気持ちの方が強い。あと遅かれ早かれ転職しないとだな。

とりあえずこんなところ。

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