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【シコプロ】期間限定・令和2年司法試験解説(龍谷大学法学部・特別講座)と著作権侵害の件

2020年9月13日(日)19時より、龍谷大学法学部・特別講座「憲法・行政法・刑訴法の思考プロセス―2020年度司法試験への活用を通じて」に登壇しました。
9月22日(火・祝)までの限定配信とのことですので、お早めにご覧ください。

私も共著者のひとりである『基本憲法Ⅰ』(日本評論社)では、第15講において憲法の思考プロセス(通称:シコプロ)を紹介しております。

こちらの『基本憲法Ⅰ』は、株式会社サイトビジット(代表取締役:鬼頭政人氏)が運営する「資格スクエア」に基本テキストの元ネタ本として盗作されるほど、受験生フレンドリーな書籍となっております。
特に、令和2年司法試験でも出題された「移動の自由」が、経済的自由ではなく、人身の自由において扱っているという『基本憲法Ⅰ』の特徴的な部分を含め、「資格スクエア」の5期テキストは、目次レベルでかなりそっくりなのです。

こちらが株式会社サイトビジットが公表したお詫び文書です。

https://www.shikaku-square.com/info/news_20200831

しかし、著作権侵害の範囲については、当方らの主張と開きがあります。
私を含む著作権者側の主張については、日本評論社のウェブサイトをご覧ください。

この事件は、ニュースとして取り上げられています。

https://www.bengo4.com/c_1015/guides/1795/

また、私も教わった伊藤塾・塾長の伊藤真弁護士も、受験生へのメッセージ動画(2020年9月4日)の中でこの事件に触れています。

伊藤真塾長は、私がTwitterで激怒している姿を見て、伊藤塾立ち上げのころ、「いい教材を作ろう!」と意気込みで、考え抜いてテキストを作ったエピソードを語り、私が『基本憲法Ⅰ』にかけた「産みの苦しみ」に共感するコメントを述べておられます。
ライバル会社になりえるBEXAを立ち上げたにもかかわらず、私が伊藤塾出身者であることにさりげなく触れながら(笑)、「素晴らしい立派な弁護士として活躍されています」とのお言葉をいただけたことは、本当に嬉しく感じました。ありがとうございます。

私は、伊藤真塾長のような「大物」にはなれませんが、この常に真摯な姿勢は到底まねできません。

こちらの件は続報があれば追記します。

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ちなみに、資格スクエアの講師であった吉野勲先生は、現在BEXAに移籍しております。
吉野先生が担当する「王道基礎講座 司法試験道場」は、著作権侵害をせず、吉野先生が自ら作成したテキストで講義をします。
資格スクエアからの乗り換えであれば、15万円割引という大キャンペーンを実施中です。



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