人生について考える。

2019.11.25

今日は、新卒で入社した会社に入って、7回目の給料日だった。遅番でシフトでの何でもない出勤。
元々重かった生理痛が仕事を始めてから悪化していて、尚且つ“休めない”という状況下で、50分中央線に揺られ必死な思いで出勤していた。
何度も一度降りようかと考えたが、一度降りて仕舞えば遅刻確定。田舎民な私は、電車1本違えば、30分到着時間がズレる。
1時間以上早く職場に着いてサービス早出する元気があれば、きっと退職なんて考えなかっただろう。
たった昨日、新卒で入社した会社を、年内で退職という話がまとまった。
思えば、まぁまぁ長い道のりだったと思う。  

私という人間

私には3年半付き合った恋人がいた。同じ大学で夏休み明けから付き合い出し、なんだかんだで続いた3年半だった。

大学に入る前にはものすごく好きだった人が居て、何度も振られて何度も追いかけて、その度に振られてた。そんな人が心に居ながら、楽しく過ごせる男の子と付き合っていたけれど、結局その子にも浮気されて別れてしまった。まぁ、そんなもんだなと思った。
ものすごく悲しかった反面、私と同じことだと思ってヤケに冷静だったのを覚えている。

そんな彼とは、大学1年の5月に別れた。その3年半続いた彼とは大学1年の9月から付き合った。
押され負けして付き合い出した様なものだったけれど、彼の好意は気持ちよかったし、正直、いままでにいないタイプで惹かれたのも確かだった。

でも、とんでもないくらい価値観も考え方も真逆だった。だからこそ、よかった部分もあったけれど、悪かった部分も同じだけ。キッチリ反比例していた。

彼も私も、自分の家族が欲しかった。18と19で付き合い出したにも関わらず、最初から「次付き合う人とは結婚したい」とお互いに言って居たし、自然とそうなるものだと思っていた。

だけど、そうは言っても遊びたい盛り、フリーな友達はいろんな女の子と遊びまくってたり、ワンナイトの話したり、そういう誘惑には弱い人だった。

私は、彼の周りの友達がどうしても好きになれなかった。思慮浅くて、ちゃらんぽらんで。どうしても好きにはなれず、そんな友達のことも大事で、時には私よりも優先するようになった。
私は、いつでも側にいるから。

だんだんそんな彼に不満を持つようになり、よく喧嘩した。その度に彼は結婚を仄めかして、問題を先延ばしにしていた。
結局私は、彼との結婚が目標だったから、最後にごてんというのは私の仕事だった。

そんな風にして付き合っていたけれど、段々に蔑ろにされていくのも手に取るように分かるもんだから、私はたくさん浮気した。

一度だけ、浮気がバレた。彼はものすごく怒って、怒って、怒って、泣いて、怒った。当たり前だ。
だけど、ざまあみろ。と思った。

だって、大事にしてないんだもの。
大事にされるに相応しいほど、私を大事にしていない。時間を割くことはしたって、私自身と向き合って、話す時間は作ろうと努力していなかった。
私の気持ちを知っていながら、黙って側に居ようとしてくれることは無かった。

彼は友達と何も考えずに、遊んでいる方が楽しかっただけ。それは悪いことでも何でもなくって、ただ、私は相手に求める事が、黙って側に居てくれて、今日一日がどんなだったか、くだらない話をし合えるパートナーだった、というだけ。

だから、私の浮気がバレた時、潮時だと思った。ようやく、だと思っていた。終われずに居て、終止符を中々打つことができずに、捨てきれないくせに、彼ひとりで満足はしなくて、結局私も相手を大事に出来ていなかったことも理解していた。

だけど、彼はやり直すことを必死に求めていた。
答えない選択肢は無かった。そんな惨めな彼を捨てるほどの鬼では無かった。

だけども、終わりは随分アッサリしていた。

一緒に行ったライブ、次の日はお互いに始発で仕事。夕飯を食べて解散の流れだと思っていたのに、彼は0時には布団に入りたいと、当たり前かのように口にした。

その“当たり前”の感覚に、どうしようもない苛立ちを覚えたんだと思う。
帰り道も、彼の方が近い。
職場だって、彼の方が近い。
そのライブに誘ってきたのだって、彼。

それなのに、俺はまっすぐ帰って、0時には布団に入って5時間は睡眠時間を確保したいと、
目の前にもっと条件の厳しい彼女が居るのに、当たり前の権利のように話す。

そこで私は今までの我慢が馬鹿馬鹿しくなって、彼の甘えた部分を突っついた。見事に逃げ道のない彼。挙げ句の果てに、自分か友人のどちらが大事か〜なんてしょうもないことを言う。
それすらも却下すると「もういい、めんどくさい」と逆ギレして帰っていった。
それからもう終わりにしようとラインが来て、わかったとだけ返して了承した。

もうやり直す気持ちは一欠片も無かった。彼は、ただ当たり前に居る私の存在に甘えていたことは分かっていた。その自覚のチャンスは何回だってあったけれど、戻れば終わり。私が当たり前に戻るだけ。  

その繰り返しをするにも私の中で区切りがあった。その区切りと同時に心がさっと冷める瞬間が最後の日に起こった。

これだ、今日だ、と思った。そして、相手から吹っかけられた。よし、と思って、勢いに任せて別れた。1mmも後悔しなかった。本当に。

そこから、今の彼にアウトプットしていった。自分の気持ちを聞いてくれる人がほしくて。
彼は黙って、聞いて、たまに話を簡潔にまとめて、結局こういうことだよね?って代弁してくれた。
そんなことをしながら、ドライブに連れ出してくれたし、一緒にギターを弾いたり、美味しい蕎麦を食べに行ったりした。

そんな事をしているのが“元”彼に伝わって、焦った“元”彼は、頻回に連絡を寄越した。
22歳の夏だった。

最後の最後に会った日は、私が彼と付き合った日だった。彼は私が戻るんじゃないかと不安視して、その日に自分の彼女にした。そして、元彼としっかり終わりにして、私は新しい道に進む事にした。

ある意味、直感的に、動物的に。
ただただ楽しいに、身を任せて。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?