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ことばの使い道。

夜中にちょっとだけ家を出てみました。誰もいなかったので無敵でした。野良猫しかいなかったので、夜中には日本語が無かったので、大変素晴らしく感じました。

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僕の知り合いの芸術者は「自分の中の欠けている部分を補うために作品を作ってる」と言っていました。僕は、ギャルの方みたいに、「わかるー」って言ってしまいました。

きっと全人類、富豪も、学者も、何か欠けているんだと思います。それをお金や、知識で補って、突き詰めて、地位を確立したのだと思います。これはあくまで、「何か欠けていてほしい」という妬み嫉みからくる僕の勝手な妄想です。


僕は、昔から、言葉が上手く話せません。思っている言葉と全く関係のない言葉が口から出ます、最悪です。三年くらい前に色々あってから、それは悪化しました。これまで僕と会った人は「そんなこと無かったよ」って言うと思います。家から出れば、ちゃんと上手に演技をするので、そりゃバレません。メンタルの調子によっては、たまにバレます。だから僕にとっての僕の言葉とは、呪いみたいで、使う度に自分を殺していくような、毒みたいな、そんなモノです。


そのコンプレックスを、詩に変えました。僕の頭の中では常に変な文脈のことばたちがゴチャゴチャ動き回っています。それらを捕まえて、原稿に並べて、一年半前から、それを"詩"だと呼び始めました。僕に足りない言葉は、詩になりました。詩なのかどうか分からないけど。呼び方なんてどうでもいいんだけど、詩って言えばみんなに伝わると思って。

それでもやっぱり、詩になっても、伝わりにくい言葉たちでした。まあ、誰にも伝わらないだろう。100億人に1人でも感じ取ってくれる人がいたらいいや。 って思って書き続けてきました。今は、意外と、感じ取ってくれる人いるんだなって思ってます。そんな人たち、あなた、一人一人が僕の救いでした。初めて、ちゃんと自分の言葉で、ちゃんと、ことばで会話が出来ているような気になれました。
だから、本当にありがとうございます。

僕の伝わりにくい詩を完璧に理解するなんて、出来ないと思います。そもそも、人の普通の言葉だって完璧に理解出来ないのだから、それが当たり前です。ほんの少しでも何か感じ取ってくれただけで、僕は、あなたと会話が出来たと思っています。そう、思い込んでいます。
だから、ありがとう、なんです。



今話題になっている誹謗中傷、こんなものは人間が言葉を持ってから、もしかしたらもっと前の生物の鳴き声から始まっているような小規模で身近な戦争だと思っています。どうしたって人は人を傷付けます。相手か、自分か、過去の誰かかは分かりませんが、必ず人を傷付けます。疲れちゃう。僕もこれまで何人もの人を傷付けてきました、だから今更甘い言葉や優しい言葉を放つことはしません。極力、人を傷付ける言葉も使わないようにしています、もし攻撃をしてしまいそうな時、攻撃を受けそうな時、無意味な喧嘩になりそうな時は、ブロックしています。自分のためにも、相手のためにも。疲れちゃうからね。


無条件で付与された"ことば"をどう使うかは、個人の自由です。だから僕は詩を書きます。


親友が、フォロワーさんが、今日も生きていてくれることが僕はとても嬉しいです。
みんな素敵です、綺麗です。