蚊口いとせ

蚊は嫌いです

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  • ゲンロン創作講座について

    https://school.genron.co.jp/works/sf/2023/ ゲンロンSF創作講座の第7期生です。各授業の感想などを書いています。

最近の記事

友だちから急に『最近はこんな感じ』と写真が送られてきた。毎回のご飯と自撮りをしている写真で、私は日記かよと返す夢をみた。もう少し良い返しがなかっただろうかと布団の中で少し考えてしまった。

    • よしもとばなな 花のベッドでひるねして #読了

      スピリチュアルな感じ。父が亡くなった時に書いたとのこと。全体的にふわっとしているけど地に足つけて穏やかに生きていくとは? ということに対して書いているのだろうか。最初の出だしも好きだけど、よしもとばななさん独特の表現が面白くて、するする読めた。ああ、こんなふうに物事を捉える人がいるんだ、という感じ。

      • 気持ちよく伸びをしている人のお腹をぽんぽこ叩いていく人になりたい

        • 李琴峰 『五つ数えれば三日月が』 #読了

           読みながら、自分の育った土地と違うところにいることとは? というのを、頭の裏でずっと考えていた。中国、台湾、日本の名前を見て、日本名が一番しっくりくるというエピソードがあって、自分の中でどう消化していいのか分からずにうっかり狼狽てしまった。  言語とか文化の違いみたいなところも苦労するところではあるけど、確固たる所属感が薄い(おそらくいろんな土地を転々としている人もそうだろうと予測する。)とか、いつまでだってその土地に馴染めるわけでもなく、帰るとそれはそれで何か違うのが読ん

        友だちから急に『最近はこんな感じ』と写真が送られてきた。毎回のご飯と自撮りをしている写真で、私は日記かよと返す夢をみた。もう少し良い返しがなかっただろうかと布団の中で少し考えてしまった。

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          11本

        記事

          水鉄砲を持った人から逃げる夢を見た。本気の水鉄砲なので絶対にかかってはいけない。誰かが電気を落とした瞬間にみんな(4-5人)で螺旋階段を駆け降りたんだけど、ナレーションがレイジングスピリッツのごとく急転回急降下とか言うし、自分の思ってるより早く駆け抜けてしまい、夢だと気がついた。

          水鉄砲を持った人から逃げる夢を見た。本気の水鉄砲なので絶対にかかってはいけない。誰かが電気を落とした瞬間にみんな(4-5人)で螺旋階段を駆け降りたんだけど、ナレーションがレイジングスピリッツのごとく急転回急降下とか言うし、自分の思ってるより早く駆け抜けてしまい、夢だと気がついた。

          室橋裕和 『ルポ コロナ禍の移民たち』 #読了

           2020〜から日本にいる移民の方々を取材したルポ。今の時点で読んでもグッとくる内容だった。給付金の10万円が難民の人は受け取れないとかいうことも知らなかったし、やっぱりちょっと見て見ぬふりをしてしまってたなぁという印象。本の中で、コロナの比較対象として、リーマンショックやバブルが挙げられていて、それよりも酷かった、良かったというのは人それぞれだったけれど、そういう緊急事態の時に一番最初に割を食うのが移民としてやってきた人々だということを(そして今後もそういうやり方をしていく

          室橋裕和 『ルポ コロナ禍の移民たち』 #読了

          三木那由多 『会話を哲学する』 #読了

          普段、お話を書いたりする時に、会話を考えるのは好きだったのですが、それがどういうパターンがあり、なにをすると話が、登場人物のコミュニケーションが複雑になり深まるのか……! ということを考える上で目から鱗な本だった。

          三木那由多 『会話を哲学する』 #読了

          延々遠くへ行く

          寝台特急サンライズ号  サンライズに乗っている。初の寝台特急。チケットはみどりの窓口の決まったところでしか取れないということだったけど、意外と券売機でいけそうだということを最初に言っておきたい。みどりの窓口の中でもJR東日本しか取り扱ってないとかいうところもあるんですよね。でも券売機はそんなことないんじゃないかな? 東京駅出なくてもゲットできました。  シングルデラックスなる部屋はすでに売り切れていたので、使ったのはシングル。ドアを開けると部屋の中身はほとんどベッド。カプセ

          延々遠くへ行く

          ゲンロンSF講座第七期

           ゲンロンSF講座が終わりました。受賞された方、改めておめでとうございます。また、たくさんの先生方や先輩方がお話を読んでくれていてとても嬉しかったです。 学んだこと 自分のお話はカテエラを起こしているが、意外と被る人が少なくて拾い上げてもらえればブルーオーシャンかもしれない。奇想小説というジャンルに近い SFにするには、ガジェットやSFの要素があることで社会にどう影響を与え、変化しているのかを書き出すのが大事。再現性があるという証拠につながる 説得力のある辻褄合わせを

          ゲンロンSF講座第七期

          SF講座に行って、SFに負けた人間。

          もう、この肩書きをもって生きていくしかないのかもしれない。SFに(そして分量)に負けました、蚊口です。皆様いかがお過ごしでしょう。最終候補を選ぶ際にまたまたまたしてもギリ落とされました。最後まで負け犬🐶です。悲しみにくれている。落とすなら希望がないぐらいしっかり落としてくれた方が嬉しい…ほんとに…好印象だとして…ちょっと喜びきれなくて、帰ってる間に遠吠えでもしてやろうかと思いました。就活のような選考に落ちるのは一回ぐらいで十分なんですわ…。むしろ一回も落ちたくないから…! 

          SF講座に行って、SFに負けた人間。

          斜線堂友紀『回樹』  #読了

          ゲンロンSF講座のゲスト講師として来られており、お話を聞いてから本を読み終えました。授業内でお話しされていた戦略的な面白さが随所に散りばめられていたところも含め、とても面白かった。 短編集のテーマは愛と死と墓について、と勝手に解釈しているのですが、それぞれ違うアイデアとの組み合わせで書かれていて、別個(一つ目と最後の短編は繋がってますが)の話としてバラエティがあってすごい。アイデアは尽きないというお話もしていたので「はーこうやって作ってるんだすごい」と聞いてるだけで行動に移さ

          斜線堂友紀『回樹』  #読了

          ゲンロン創作講座のリンクです。こちらからお話が読めます。 https://school.genron.co.jp/works/sf/2023/students/itosekaguchi/

          ゲンロン創作講座のリンクです。こちらからお話が読めます。 https://school.genron.co.jp/works/sf/2023/students/itosekaguchi/

          ゲンロンSF創作講座第八回目について

          <<梗概>> なぜ因習ものを書いたのか……分からない。もう……何も分からない……。記憶にございませんが、その時に摂取していた映画、ドラマ、小説、あるいは漫画から影響を受けたものと思われる。ただ普通に下手っぴなので、コメントに困るなぁ。ファンタジーとかもですが、世界観を作り込まなければいけないのに雰囲気で押し切ろうとするから半端なものが生み出されてる。 「自分の対して得意ではない分野に今更手を出すってどうなのあなた? でもチャレンジ精神があってよろしいわね。お教室だものね」と

          ゲンロンSF創作講座第八回目について

          ゲンロンSF創作講座第七回目について

          <<梗概>> あまりにも鳥頭すぎて記憶がない。だからちゃんと終わった直後に記しておけって己に言い聞かせてたんだよ。もー疲れたとか言わない!  さてお題がワンシチュエーションで、なんでこの話にしたのか記憶はない。確か本当はヘソに何かが搭載される話を書こうとしたけどもう少し大きいのがいいかなと思って羽にした。レッドブル、あるいはZAZY。ZAZYは大森さんに言われるまで全然思ってなかったけどビジュアルまさにそれ。よく分からないけど羽を付けられたという不条理さと格安プリンターに対

          ゲンロンSF創作講座第七回目について

          辻村深月『この夏の星を見る』 #読了

          一冊前に、『私たちの世代は』と言う瀬尾まいこさんの本を読み、期せずしてコロナに絡めた話を読む。一番最初に読んだコロナを絡めた小説(あれは、コロナ初期段階の頃に出版されていた、、)があまり好きではなく今まで少し少し遠巻きに見ていたトピックだけど、良かった。 中学、高校生がコロナの中、スターキャッチコンテストと称していろんな地域から星を観測するスピードを競うという青春劇。天文部や科学部が舞台になっている。 私にはなかった幻の青春を見た。望遠鏡を自作するの面白そうだなと思う。自分

          辻村深月『この夏の星を見る』 #読了

          ゲンロンSF創作講座第六回目について

          <<梗概>>  直前まで全然思いつかなかった。デマで書きたいというのはずっと決めていたのですが、良いデマがぜんぜん思いつかない。地に足がついている狂ったデマ……とは……?  ということで、もう残り四時間前とかになんとか捻り出した。SFっぽさを嘘とつなぐのが非常に難しい課題でしたが、課題のコメントにもあるようにこれからAI的なものが増えて行きそうだからテーマは面白い気がする。  どうも、私の話は加点法に弱いらしく、競り負け(個人的に体感二度目)をしてしまった。しかも今回は最初

          ゲンロンSF創作講座第六回目について