東大を利用する
「あんた、何のために東大入ったの。」
私が毎日なにをそんなに忙しそうにやってるのかよく分かってない母に、よくこう言って怒られます。
目指し始めたときは、正直目的とかなかったし、どうせ受験勉強するなら1番上目指した方がモチベ上がるから、くらいにしか思ってなかったです。
「これが学びたい!」とか全くなくて。
だから、東大に合格して入学したものの、授業休んでバイトしたり、サークルにコミットしたり、ありがちな大学生活をただ漫然と送っていました。目的もなく。
大学生活は人それぞれだから、何が正解で何がダメとは思わないけど、
自分でも何のために入ったのかわからないから、母に怒られても何も言い返せなくて、そんなもやもやする毎日でした。
何のために東大入ったんだろわたし?
でもフレキャン(全国規模のミスコン)に出て、SHOWROOMを始めて、自分を人に売り込むということを初めてちゃんと考えたときに、
「この世界だったら、東大っていうのが人と違うところで、私のアイデンティティになるじゃん」って気づいたんです。
東大生に囲まれてる日常だけじゃ絶対に気づかなかったこと。
それからは、「東大生ぽくない東大生」っていうブランディングで芸能活動をしてきました。
最初は、「東大生!?」って興味を持ってもらって、話していくうちに「東大にもこんな可愛くて(?)話しやすい子がいるんだ」って言ってもらえたら勝ちです。
ゆうこすと初めてちゃんと言葉を交わした時も、「東大生ライバー!?」ってすごく興味を持ってもらえて、今では一緒に仕事をしてる。
そういうやり方を続けて初めて、自分が東大に入った意味はここにあったんじゃないかと、
私は私なりに東大を利用し倒せばいいんじゃないか、と気づいたんです。
だから今だったら、「せっかく東大入ったのに」とか「大学いけ」とか言われても、
こんなに素敵なファンたちに囲まれて、まだ20歳で好きなことでバリバリ働けて、
「誰よりも、最大限、東大を利用して自分のものにしてる!」って言い返せます。
大学の使い方は、もっといろいろあっていいと思います。
学業のため、キャリアのためとしてだけの大学って、もう限界がある。
勉強→いい成績→安定した就職 そんな時代はとっくに終わってるから。
だから、「学業第一」なんて過去の神話。
学校に行かなくても、やりたい勉強があれば自分でやればいいし、
「勉強しかできないの?」より「この子こんなこともできるんだ!」の方が絶対いい。
そう思うと、これからの日本の若者にとって、大学の必要性ってどこにあるんだろうね?