見出し画像

⑦ニューヨークの家賃

 ある資料によれば、ニューヨークの住人の平均年収は東京都の約2倍とある。東京都の勤め人の平均給料は600万円ほど。だからニューヨークの勤め人の平均給料は1200万円ほどになるだろうか。それに比例して、ニューヨークの家賃も東京の2倍ほどになるようだ。
 マンハッタンの中心部に住むというのはカッコいい。誰しも住みたくなるはず。他人から住所を聞かれて、「マンハッタンのブロードウェイ、35丁目」なんて返事ができれば鼻高々。しかし、中心部のアパートメントは家賃はすこぶる高い。しかも多くが古い。築50年、70年などはざらだ。マンハッタンのアパートメントは古いものが多く設備も老朽化している。もちろん給湯設備や暖房設備はしっかりしている。だけどリニューアルしているとはいえ、古さは否定できない。だのに狭い部屋でも家賃が40万とか50万円とかするようだ。
 かって週刊誌で真子様住む今度のマンハッタンの家賃が「40万円の高級アパートメント!」と書かれた記事を目にしたことがある。本当に高級と言っていいのかどうか・・・?マンハッタンの中心部で、1LDK?で40万円といったら決して高いほうではない。ニューヨークの感覚で言うと「中の上」に当たるのではないか。日本に置き換えると、広尾の40㎡弱の1DKに家賃20万円払っているのと近いのではないか?そう考えると、贅沢とは言えない。むしろ元皇族が住むには少し寂しいくらいだ。
 ニューヨークではよほど高給を取らないといい場所のいい部屋には住めない。転職を何度も繰り返し、給料をアップさせ、少しでもましな部屋に住もうとするのは当然だろうな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?