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[エボルヴ] ヴァレリア入り交錯かげろう


1.はじめに

こんにちは。主に愛知県でプレーしているイトコンです。
今回は名古屋GP11-4で17位だった「ヴァレリア」入りの「交錯かげろう」について、少しだけ解説していこうと思います。

「ヴァレリア」入りのかげろう自体はCSで結果を残しているものも無く、自分自身もGP1週間前まではノーマークだったのですが、直前で参加したトリオCSでペンタさん@ask_hide(愛知の最強エルフ専。遅刻には定評があり、Day2に進出するも駐車場0ターンキルによって敗退というお茶目な一面も持ち合わせている。)という方に教えてもらいました。

2.リストについて

51枚

まず最初に突っ込まれそうなところから回答させていただきます。

・41枚リスト

この中から1枚減らす候補は複数あったのですがどれも魅力的すぎて優柔不断な自分には決断ができませんでした。
1枚増やすことによる特定のカードの素引きへの確率的な影響が1%に満たないものであることも理解した上で当日はこのリストで行くことに決めました。41枚が正解という訳では無いです。
GP後の使用感的には「ゴジョー」「ゲンジョウ」「ヴァレリア」の中から好みの1枚を抜くことをオススメします。

・「バー」不採用

「バー」を抜いた理由は複数あります。
(1) 2枚採用時の「アリフ」タダ進化の再現性が低め(3枚採用は2枚素引きが怖い)

(2)ミラーにおいて先3ですら基本投げれない(突進ドライブ持ちの「ゴジョー」に分がある)

(3)「アリフ」からめくれて場に残った時の打点が3であり、打点的には「バニホ」「ネハーレン」「ター」とも変わらない(結局上踏みされる)

(4)「交錯する力」を強く使うため3PPの動きはドライブ獲得に充てたい

主に以上の理由から採用を見送りましたが、もちろん「バー」の強みも理解していますし、確実に「アリフ」の出力は落ちていると断言できます。

・先後選択

先攻微有利に変わりはないので先攻を選択していました。

3.デッキコンセプト

静岡GCS後、「交錯する力」の採用が一気に減り前寄せの型が流行り始めました。
個人的にも理由は明白で、既存のテンプレ「交錯」入りかげろうのリストでは「交錯する力」をゲーム中盤から上手く使える確率が低く、「交錯する力」がもたつく展開が気になりました。(上手く6ターン目までに使えたときのゲームに与える影響は大きかった)

とはいえ前寄せにしたかげろう同士で戦うと先攻が若干有利な展開が多く、かげろうミラーが多発するであろう名古屋GPでは後攻でも勝ちに行けるプランを用意したいと考えました。

・先攻が有利な点

①1ターン目の「エルモ」or「レアス」の2〜3点、2ターン目の2コスト1バフ4〜5点が通り易い
②「ボーテックス」を押し付け易い
③「オバロ」の先投げ連打

「ヴァレリア」によって①、「交錯する力」によって②③の不利を覆していくのが狙いになります。

4.カード解説

(1)「交錯する力」

後6で条件達成しながら打つことで先6「ボーテックス」に対する回答になりながら、4点回復によって先7先8の「オバロ」連打を耐えて後8到達を目指します。

また、墓回収のおかげで中盤の「オーバーロード」を切りやすいのも魅力的で、先手の場合でも8ターン目までに条件達成してしまえば継続的な攻めの助けになります。

安定して早期に条件を達成するため、基盤のかげろうカードとドライブ獲得ターンが被らず、かげろう自体の押し付けのコンセプトを崩さないカードの発見によりこのカードの採用が決まりました。

(2)「ティアーナイト ヴァレリア」

後手のマリガン基準にしたかったので2枚採用

・強い点

先1「エルモ」以外のスタートなら後1に3/3でリーダーへ攻撃することで序盤はこちらのテンポでゲームが進みます。
(先1「エルモ」の場合は「ター」「バニホ」に当たられて3/3に殴り返されると困るので、「ヴァレリア」を2/2のままハンド次第で殴るか決めていました)

例えば先1「レアス」スタートなら相手は進化バフで相打ちをとることになり、後2で「ネハーレン」or「ゴジョー」の3/3が立つと、先3で「ター」or「交錯」がなければ3〜4点がまた通り、あってもこちらの「アリフ」が安着する形になります。
先2の動きを「ター」や「バニホ」で処理に回らせることで①の優位性を崩すことができるのが「ヴァレリア」の強みになります。

先攻の場合も先2でドライブしたり、5で「交錯」、8で「ジ・エンド」とくっつけるなどの使い方があります。

かげろう以外の対面にも後1の3/3押し付けが通り易いのも良いですね。

・弱い点

(1)かげろうカードじゃない
後手の場合後7で「ジ・エンド」を投げ返せるように墓を用意しなければいけない関係上、後1「ヴァレリア」後5「ボーテックス」後6「交錯」みたいな動きをしてしまうと基本的に墓が足りません。
「ボーテックス」や「交錯」は「ジ・エンド」を見越してプレイするかどうかの判断をしましょう。

(2)他の動きとくっつけづらい
「交錯」をプレイすることに寄っている構築なので、ドライブするカードが多く同時にプレイしづらいです。

正直ここ「希望エルモ」だったらなあ、という場面もありましたが、疾走かつドライブ持ちという点で差別化はできているのでデッキコンセプト上致し方ないとは思っています。

5.最後に

GPでは、後1「ヴァレリア」にクリティカルがのって気まずい空気になったり、後1後2「ヴァレリア」連打によって後5でライフ4まで詰めれたりとかなり活躍してくれました。

「ここあ」や「ベリコウスティ」とは違った前寄りの選択肢として、「交錯」入りのかげろうが好きな方はぜひ試してもらえるとうれしいです。


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