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コストに関する勘違いを見つける

こんにちは。

「6月も終わりですね」
「もう1年の半分ですね」
「年々早くなりますよね」までは定型会話が確立しているので、「何ターン目まで会話を操作できるのか」を実験している糸数です。
#3ターン目から急に難しい

さて、本日は「コストに関する勘違いを見つける」について書きます。
さっそく。

コストと聞くと「費やしたお金のこと?」というイメージを持つかもしれないし、ひょっとすると「コストパフォーマンス(費用対効果)」という言葉を連想する人も多いかもしれません。

そのいずれもコストの認識として正しいですが、目先の出費や回収率に捉われて「コストへの丁寧な共有が失われる」という病を患っていると思っています。
具体例をあげて解説します。

■個人によくある事例

毎週木曜日に息子のスポーツクラブの送迎でスポーツセンターに行くので、ぼくは1時間ほどプールで泳いでいます。
スポーツセンターではありとあらゆる種目のスポーツに興じている子どもがいて、とても良い雰囲気。

あるとき僕はプールを終えて、待合スペースでおしゃれにカフェオレを飲んでいました。
赤髪でカフェオレなので、おしゃれに違いありません。
#脳内がアホ

そこで聞こえてきたのは大人2人と、1人の女の子の会話。
僕と彼女達しかいない待合で、やたらと声がでっかいので筒抜けになっていたんですが、その内容たるや「あー、あるよねこの手の会話」というやつでした。

先に結論を出しますが、下記の会話の根本的な問題点は「なぜ」の共有が上手くいっていないことです。
そう思って読んでください。

子ども
「新体操やめたい、しんどいから」

大人A(※たぶん母親)
「そんなん、月謝いくらかかったと思ってるん?(半笑) 辞めてもいいけど、自分で稼いで返してな。」
「しんどいとか言うけど、大人になったらもっとつらい事たくさんあるで。今のしんどさなんてちっぽけやと気づくわ。」

大人B
「辞めたいとか思うことあるよね、、私もあったよ」

大人A
「とにかく、辞めたいとか言う話は終わりな。練習行っておいで」

子ども
「うん、行ってきます」

とりあえず明らかにしておきますと、僕はどっちも肩も持たない。
大人も子ども自分都合の言い分があるし、意思の疎通は上手くいかないものです。

さて、この会話で良くないポイントがあるとすれば、下記です。

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