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どうでもいい疑問(ゲゲゲの鬼太郎編)

ハガキ職人時代から、別にどうでもいいことをついつい考え込んでしまう癖がある。答えが出ようが出まいが、今後の人生に何の影響もない。だけど、ちょっとだけ真相が知りたい、そんなこと。

皆さんご存知「ゲゲゲの鬼太郎」のオープニングテーマ。「ゲッ ゲッ ゲゲゲのゲ〜♪」から始まるこの曲に昔から、ある疑問を抱いている。それは1番の中頃に出てくる、この歌詞。

「楽しいな 楽しいな オバケにゃ学校も 試験もなんにもない」

作詞:水木しげる 作曲:いずみたく『ゲゲゲの鬼太郎』

・・・何で“学校”と“試験”が肩を並べているんだ?

「楽しいな 楽しいな おばけにゃ学校も 試験もなんにもない」
この歌詞を紐解くと「“学校”も“試験”も存在しないから、オバケの日々は楽しい」という、過去に人間だったおばけの視点で歌われた曲だということが見えてくる。しかし、そもそも学校がなかったら、試験も存在しないのではないか?学校という行くのが億劫になる大きな存在に対して、試験という小さなストレスは釣り合ってないのではないか?この歌詞を成立させるのであれば、曲の主人公となっているオバケは、生前、大学生活と資格勉強の両立に苦労していたのではないか?

恋愛には目もくれず、その後の人生のことだけを考え、大学の授業に加え、宅建などの資格勉強に青春を捧げた。にも関わらず、就活が思うように振るわなかった。恋愛と部活にうつつを抜かした同級生が、自分の行きたかった会社に就職し、人生に絶望。その後亡くなったオバケが歌った。勝手にこんなバックボーンまで考えてしまっていた。

項垂れる次期オバケ

そんなことを奥さんと話したところ、一言返事が。
「そのオバケにとって、学校は楽しい存在なんじゃないの?」

歌詞の“楽しいな”の部分に掛かっているのは“学校も”であり、その理由は“試験もなんにもない”から。「楽しいな 楽しいな おばけにゃ学校(であって)も (なぜなら)試験もなんにもない」こういった意味の歌詞なのではないか?という説だった。目から鱗だった。

確かにこの歌詞であれば、言葉の意味は通っているし、違和感も少ない。オバケのバックボーンを知れることで、曲に対しての愛着も湧く。ただ子供向けのアニメで、わざわざこんな回りくどい書き方にする?てか、そもそもこの曲の主人公って鬼太郎なんじゃないの?とも思う。

また1つどうでもいい疑問ができた。真相を知るゲゲゲクラスタの方、いらっしゃったら連絡ください。


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