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基礎段階の学習法【刑法】


皆さんこんにちは。2021年司法試験合格者のS・Sです!

この記事をお読みの方には、伊藤塾に通われている方、通われていない方もいらっしゃると思いますが、なるべく多くの皆さんに役立つ情報をお届けしたいと思います。
今回のテーマは「基礎段階の学習法【刑法編】」です。刑法は普段ニュースで見たりして比較的法律のイメージがしやすい科目である一方、理論的な側面が強く、突き詰めれば非常に難しい科目でもあります。そんな刑法について、基礎段階でどのように取り組んでいけばいいのかを今回は書いていこうと思います!


基礎マスターの学習法~伊藤塾に通っている方向け~

まず、全基礎マスターに共通することですが、基本的な進め方はインプットとアウトプットの往復です。すなわち、刑法の講義を(適宜メモをとりつつ)受講して、その該当範囲の短答式過去問の問題を解く、という方法です。過去問を解いてわからないところがあれば、テキストの該当範囲に戻って確認してみてください。

刑法全般について


ここからは刑法独自の内容についてです。刑法は総論と各論に別れていますが、それぞれ取り組み方に特徴があります。総論と各論に共通していえることは、近年試験対策との関係で学説対立を意識することが重要になっている点です。自説をどれにするかは講義の中で講師が指摘してくれますので、それを参考にしつつ、他説が自説とどのように異なるのか意識して学習できると試験対策としても、そもそもの刑法の理解としても、非常に有効なのではないかと思います。

総論について


総論については、基本的に条文を参照することが少ないので、講師の話している内容が構成要件・違法性・責任のどこの話なのか(またはそれ以外なのか)を常に意識して学習することが大切です。たとえば、「実行行為の着手」や「間接正犯の成否」という論点が上記のどの段階の話なのかを明確に意識しつつ内容の理解に努めてみてください。そうすることで、体系だった知識の整理が出来ると思います。刑法の論文問題では基本的にこの体系に沿って論理を組み立てていくので、体系だった知識の整理が不可欠といえます。

各論について


一方で各論については、法律学習の基本に立ち返り、条文を意識することが何より重要です。条文は基礎マスターにも記載されていますし、学習する都度六法で確認することもいいと思います。刑法各論の論点が、それぞれ条文の文言のどこと対応しているのかを意識しつつ学習を進められると、問題を解くとなった時に論点をより簡単に発見できるようになると思います。
また、少し発展的な話にはなりますが、各論を学習する段階でも上記総論で学習した体系を意識できると、総論・各論の複合問題などで有効な論理を導けるため、非常に良いのではないかと思います。


基礎段階の学習法~伊藤塾に通われていない方向け~

刑法全般について


刑法は論点ごとに学説対立が多い科目ですが、まずは自説を決めることが重要です。基本書を読んでいれば自説を筆者と同じものにするのが王道かと思います。論点ごとに非常に簡単な学説も存在したりするのですが、各論点で簡単な考え方をとっていくと最終的に体系の中で整合性が取れなくなったりするのでお勧めできません。どの科目もそうですが、特に刑法では論理の一貫性が重要です。

総論・各論について


総論・各論については基礎マスターの学習法で書いた内容と同内容ですが、総論については体系を意識すること、各論については条文を意識することが何より重要です。
基本書で学習する場合、総論と各論で同じシリーズの本を使うのが無難だと思いますが、大学や予備校、指導者の指定・助言がある場合はそれに従って問題ないと思います。

最後に


今回の内容は以上となります。これらの内容が読者のみなさんの学習の助けになれば嬉しいです。それではまた次回もよろしくお願いします!



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