積立NISAの始め時

以前オタクは積立NISA始めて老後も安心してオタ活しようぜという記事を書きました

https://note.com/itohkani/n/n3310aa1c5c20

ヒョロワワさんが積立NISA始めるタイミングを迷ってらしたので自分の再確認のためにもまとめてみます

Q.積立NISAっていつ始める?

A.色んなことが言えますが、一言で言うなら「思い立ったら即・始めよう」です

【資金的に迷っている場合】

まず積立NISAの仕組みとして年40万円迄と決まっていますが、どの月にどれくらい積み立てるかは設定することができます
(この「年」というのはきっかり1~12月のことで、4月~翌年の3月とかではないので注意)
ですので
・1月に40万一括でいれることもできるし、
・毎月3万いれて12か月36万+ボーナスのある夏冬だけ2万多めにすることもできるし、
・10月から始めるときは年40万枠を10~12月の間に振り分けていれてもいいし、
・今年は苦しいなと思ったらその年は毎月1万でもいいし
(あくまで上限40万なのでフル入れなくても大丈夫。最低100円からいけます)
・思い立った月に3万だけいれてその年は終わりでもいいです
※設定は毎年変えられますのでその都度変更しましょう

なぜ思い立ったら即、なのかは大原則として積立NISAの理念は『これから右肩上がりに伸びる市場に投資して20年後に益(非課税)を得る』だからです。我々は今年より来年、来年より再来年、株価は伸びていく市場を信じるべきなのです。つまり根本的に今年より来年株価は高くなってしまっているはずなので、いま=安いうち=即 始める なのです。

☆この時重要なのは市場選び(=どこに投資するか)です。私は全世界式を推奨しているので詳しくは前の

https://note.com/itohkani/n/n3310aa1c5c20

を読んでください。

手法的に迷っている場合】

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前回記事で私がこう書いたのでわかりづらかったかもしれません。「いま手元に40万あるけど一括と毎月どっちがいい」という質問もあるかと思います。これは完全に好みですね。株式市場が右肩上がりに成長するという法則にのっとるなら即開始一括投資が理論上正しいです(1月より12月の方が高いはずなので)。ただ、前回記事で説明したように(20年後は必ず今より上がっているとしても)暴落や低迷期間は必ずあります。そういう場合は毎月積立(ドルコスト平均法(ぐぐってくれ)という)のが精神的にいいらしいです。私はマイナスになってても全然平気なタイプなので一括でもいいんですけどなんとなく(マジでなんとなく)積立にしています。

これで納得してくれた人はもうここまで読めば大丈夫なのでレッツ積みニーしましょう♪

※12月末に開始すると年末年始進行で受理されるのが翌月になってしまう可能性もあるので注意

もう少し気になるというしゃらくさい人はいるかもしれませんので時期についても説明します

【時期的に迷っている場合】

「本当に今やったほうがいいの?だって今年より来年が低迷することだってあるじゃん。暴落がきてから始めた方がいいんじゃないの?」と
いう人向けの説明です。

これは上のアンサーにある「色んなことが言える」にかかります。

確かに、株価というのは必ずしも毎年上がりつづけるものではないです。リセッションといって定期的に暴落し、低迷する期間もあります。

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色んなことが言える、というのは世の中には世界情勢やニュース、株式のチャートを勉強して「このタイミング!」とわかる人も存在します。そういうことが出来るなら、一番良いタイミングを見計らって投資を始める方がいいです。
ただ、そういう100点の投資が出来る人は数少ないです。
なので、70点くらいを狙っていく投資方法でいきましょう
(これは積立NISAに限らず、投資全般に言えることです)

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図①
例えばこれは2020年コロナショックのときのS&P500(アメリカ優良企業500社をまとめたもの)チャートです。
私は70点投資法として積立NISAでは全世界株式への投資を推奨していますが全世界のチャートが見当たらなかったのでこちらを使います
(ちなみに全世界株式のうちアメリカの割合が6割くらいあるのでこちらで十分代用できると思います)
コロナのニュースが錯綜して株式市場も恐慌状態になり、上がっていたチャートも2019年と同じくらいに巻き戻りました。
この時点でコロナの恐怖は始まったばかりで、世界はどうなってしまうんだろうという不安があり、もしやこのままずっと株価は下がるのでは…?と思っていた人が多いです。
それなら暴落しきってから積立をはじめよう!と狙っていた場合

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これがその後のS&P500株価チャートです
まだまだチンもできていない時期だったのに、株価はぐんぐん回復しました。
(理由は、「政府が給付金を配った」「金融緩和で金利がさがった」「リモートワークでIT企業が伸びた」などなど)
もちろん図①のときに一括で大量に買えてたらラッキーですね。
でもこれは振り返って見て言えることで、毎日落ちていく株価ニュースを見ている最中によし今大量買いだ!!と言える人は前述の100点投資ができる人ですね。
こんな感じで株式市場は素人にはわからないことばっかりです。
なのでタイミングを見計らっているとどんどん取り残されていつまでたっても始められなくなってしまいます。

「そんなこといって、始めてしばらくしてから低迷したらどうするの」
これはすまん…!としか言えないですね。
いやむしろ喜べよって感じですね。積立初期にマイナスになっているのって「気分的になんかイヤ」なだけでいつかは1000円になる予定(1000円の価値がある)の株を今は500円で2つ買えるってことですからね。
(積立NISAの大前提は将来上がる=市場が成長することを信じる ですので)
むしろこれから数年のうちに大暴落また来て欲しいですね。
とは言え「気分的になんかイヤ」は人によってダメージ許容度が違いますので、そういう気分に振り回されそうな人は積立設定だけして20年忘れるといいですよ。
ここから20年世界市場が成長しないなら、もうその時は日本社会もめちゃくちゃになってると思うので潔く死にましょう

ちなみにもうすぐNISAの制度変わるらしくて、変わってからのは全然わかんないです。(変わる前に始めたら今のシステムで20年いけます)

おわり。