いとバイ通信22  WHOについて

いとバイ通信22 WHOについて

2020.5.26(火)

国連組織は世界を代表した活動ができるのか?

WHO総会が世界の英知を結集してコロナにあたらないといけない時に米国と中国の対立の主戦場になってしまいました。トランプ大統領は揚げ足取りの名人ですから中国に難癖をつけてきました。

滑稽なのは中国が情報を公開しなかったから世界に感染症が広まったのだと強調しているところです。世界の感染の原因はそこにあるのだと言って中国の責任を追及しようとしています。新型コロナに対してはどの国も最初から正しく対処ができている国はなく失敗を繰り返しながら対処してきています。

情報隠しを追及すればするほど真実が出にくいものではないでしょうか。先進国で最も遅く対処したのがアメリカでした。そして世界でもっとも感染者を出してしまったアメリカの大統領が中国が最初の情報を隠したことが世界の感染者が増えた原因として責任を追及しているのです。滑稽にすら思えるのは私だけでしょうか。

アメリカとほぼ同じ情報量でアメリカより前にコロナに対処した日本とそれよりあとで対処したアメリカの感染者数と死者数を比べて言っているのでしょうか。悲しくなるほど自分自身の反省がないことに驚きます。

WHOは国連機関の専門機関

私は国連機関としてのリーダーとして一番に思い浮かぶのは国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)元弁務官緒方貞子さんです。自ら難民キャンプの現場に積極的に赴き支援策を考え実行してきた方でした。そんなイメージでコロナの時にWHOのテドロス事務局長の会見を見てびっくりしました。

当然コロナについて専門家集団の代表として専門家としての見解が聞けるものと思っていました。ところが専門家としての見解ではなく偉そうな政治家がコロナについて自分の評価を言うような態度で専門的な理由も言わずに中国の高評価だけを語っていたのです。その会見は大きな違和感がありました。

あくまで専門家としての見解を述べるべきなのに中国の高評価だけを口にしていたのです。あなたの偉そうな評価はいらないと思いました。彼はエチオピアのティグレ人民解放戦線という政党の国会議員で保健相と外務相を経験した人でした。エチオピアは中国が最大の支援国でした。中国の代弁者と評されても仕方ないような見解にびっくりしましたがトランプ大統領はその部分を責めていったのです。

テドロス事務局長は緒方さんと同じように現地に行ってみるというところまでは似ているのですが緒方さんは難民キャンプに直接行き難民の人たちと直接話をして政策を決めていった人でした。テドロス事務局長は中国の要人と政府の大広間で会うことを現場に行くと言っているのかなと想像しました。

国連機関のリーダーとしては3流かなといった印象を受けました。中国は国連の大切な機関のリーダー選出を自分たち寄りつまり中立でない人を後押しして決めている実態が想像できます。国連機関がこのように偏りのある人物になっていけばその機関が行うすべての活動がすべての国の人々からは信頼されないものに変わってしまいます。

こんなことがもっと進行していけば本当の理念が遂行できず世界が中国に支配される重い気分になる危惧を抱きます。推移を注視することしか今はできないのがもどかしいです。

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