飢餓の村で考えたこと 27.28
バシャトンさん
年齢は30歳位に見えた。彼女は非識字者で手工芸品の仕事を始めたころは日本人駐在員やショミティ役員になって全体の世話をしていた女性たちを全然信用していなかった。的外れな不信感むき出しの言動でいつもショミティ会議の雰囲気を乱していた。
私は彼女が作ったジュートマットを納品前に見てあげて返品数を少しでも減らせないかと原寸大のマットの図を紙に書いて彼女の家を訪問した。彼女が作った品物をその図に合わせると大きさが合わないものが半数位あり、それが返品になる可能性があっ