飢餓の村で考えたこと 20.21
伝える難しさ
お腹を空かせている人たちのことを理解することは村で生活していても大変難しい。しかしNGOの駐在員としては、活動を支えて下さる日本の方たちに村の真実の姿を伝えなければならないという思いは強かった。ポイラ村には究極の貧しさと同時に村人の生き生きとした生活も存在したことが真実の現実だった。
しかしこの両面はあまりにも極端に対照的過ぎるので、同時に日本の人たちに伝えることは不可能のようにも思えた。人々の貧しさや空腹の真実をそのまま書けば、それがあまりにも度を越した空