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親子でのアニメの見方を考えてみました。
まずは、twitterでシェアした漫画を再掲載します。
最後のページに書いた「してもらえると嬉しかった」を、それぞれ自分なりに説明させてもらいます。
1. 子どもには一人で見てもらう(親子別々に見る)
私は親と一緒に作品を見るのが苦手です。
隣に親がいると、親のコメントを聞くことになります。子どもによっては、コメントが無いにしても、つい顔色を見てしまうでしょう。
アニメに限定せず、本や漫画などの作品は、基本的に自分一人の世界で鑑賞するものだと思っています。
自分の心の動きに集中して、感じたものを味わう時間はとても大切です。
それは大人も同じ。まずは自分一人でしっかり楽しんで、それぞれが感じたものをしっかり消化した上で話をすると、より深い話ができるでしょう。
2. 親は感想を聞かない
大人は、つい「どうだった?」「面白い?」と感想を聞きたくなってしまいます。
けれど、作品を見て感じたものを、言葉にできるようになるまでの時間は、人それぞれです。
まだ未消化で話したくないことも、うまく言語化できないこともあります。
だから、子どもが自分から「あのね、」と話してくるまでは、聞かなくていいと思っています。
「あのね、」と切り出してきたら、たっぷり話してもらいましょう。
3. 親から語るのは「自分が好きだったところ」だけ。批評や嫌いなところは語らないでおく。
大人に悪気がなかったにしても、「あれは面白くなかった!」と語ったことが、子どもにとっては「えっ?」な場合があります。
私はそれで自分の好きなものが否定されて、モヤモヤした時期がありました。
ある程度成長したら、視野も広がって、自分の感覚の言語化もうまくなり、モヤモヤしなくなりました。
でも、まだ成長途中の子どもに、あえて親がその「モヤモヤ」を与えなくていいと思います。
聞いていて楽しいのは、「私はここが好きだった!」という話!!
好きなところが、どうして好きなのか。それを如何に言語化できるかというのは、大人の腕の見せどころ。
熱い思いが伝われば、子どもも「ふーん。大人になったら分かるかな?」くらいに聞いてくれますし、何となくハッピーな気持ちになれるでしょう。
4. 学びや教訓は見出さなくていい
大人は、つい「何か学ぼう!」と思ってしまいますし、子どもが何を学んだか確認したくなります。
でも、そうやってわざわざ聞かなくても、子どもは学びを得ています。
大人が確認してしまうと「うざったいなあ」と思い、作品鑑賞が嫌いになってしまいます。
子どもを信じましょう。
それから大人自身も、あえて「学んだこと」を洗い出さなくていいと思っています。心が動いた部分は、心配せずとも記憶に残ります。
5. ハマらない作品があるのも当然と考え、いろいろ見てみる
本が嫌いという人によくあるパターンは、自分に合わない作品をひとつ読むと「はいはい、やっぱり本って退屈!」と早々に判断を下してしまうこと。
でも、星の数ほどある中の一つが合わないからって、他も全部ダメって考えるのは早くないですか?
私にも「好きなタイプのアニメ」「合わないアニメ」があります。
じゃあ、どうしているのか。
「あー、これ、見るの辛いな……」と思った時点で見るのをやめているのです。
自分に合うアニメが無いと思っている方は、あえて様々なジャンルで、いろいろ見てみてほしいです!
さあ皆さん、アニメを楽しみましょう!
室長とアニメの話がしたくなったら、図書室までお越しください。