ご依頼いただきましたーみーみーさん
こんにちは。
「バーチャルをハレにする」ファッションブランド、Yarnwinderです。
ブランドオーナーの柑酉衣豆(かんどり いと)と申します。
VRoidStudioというソフトを使って3D衣装制作をしています。
BOOTHに色々なお洋服を出品していますしココナラで受注も受けております。
今回のご依頼はなんと「YouTube登録者1000人記念」ということでいただきました!!
なんていうこと!!
そんなすごい記念に衣装制作させてもらっていいんですか!!??
と驚愕したのが最初でした。
スケジュールと修正のお話し
私の通常の制作では「修正3回」で「3週間」で納品とお約束しています。
これは修正量や修正内容によって制作工数が変わるのですが
今まで超多量で手間のかかる修正をMAX3回お願いされた場合でも「3週間」の期日は確実だったため「絶対破ることのない納期」です。
期日守るために修正を出さないでとは絶対言わないし、頼んでくれた人の「こうしたい」に対して妥協はしません。
むしろ「直ると任せないで直せって言って良い」とか
「遠慮はいらないから希望はぜんぶ無理だと思っても言ってほしい」とか
そういう風にお伝えしています。
無理なことを言われた時にはちゃんと「なぜ無理なのか」言います。
納得できる着地点をお互いに探していくって感じです。
そうやって基本2回の修正ですべての要望を網羅してもらいます。
3回目修正は2回目の修正が要望通りでなかった場合の再調整や元に戻すためのものとして設けています。
コミュニケーションがうまくいって、お互いのイメージが共有できれば
2回目の修正が終わった段階で「もう直すところない」は多くあります。
何よりもイメージの共有が大事で、わからない状態で探りながら軌道修正して作業するのは一番時間がかかってしまいます。
試行錯誤して目指すデザインを探すことができないわけではありません。
実際、以前紹介した月華シラさんのご依頼は時間をかけてふたりでゴールを探しながら制作したものになります。
ただもし急いで制作してほしいなら、確実なイメージをもって、コミュニケーションでしっかり共有することが秘訣だと思っています。
多忙期の短納期
ただ今回のご依頼の時点で「可能であれば2〜3週間程度」とありました…
登録者数達成と共に発表するとして、達成までの期間としておそらくそのくらいだろう、と。
めちゃくちゃ事情はわかる…!
ちょうどご依頼を受けた時「確定申告」と戦っていて
しかも電子帳簿保存でめっちゃ泣かされていて
親類の「冠婚葬祭」も重なっててんてこ舞い~踊れ~って感じで
依頼内容で「2週間~3週間」と見て諦めました。
最速でも4週間かかります!と説明したところご承知いただいたうえで
それでも発注していただきました…!
(短納期の方を探すじゃなくて、そのまま継続してくれたのうれしい)
しかも「確認などの返信はなるべく早めにお返事する」といただきました。
こちらもそれを受けて「最悪でも記念配信にシルエットだけでも」と思って対応をすることにしました。
できてしまった短納期制作…
そんなわけで「修正3回4週間」ならできる…とご依頼を受けたところ
結果的に「修正1回2週間」で納品となりました。マジか~!
なんと記念配信に間に合わないはずがちゃんと「お披露目あり!」になったんです。(でも配信日程が上に書いた冠婚葬祭とかぶったぐぬぬ)
当然これには理由があって最初に書いた
確実なイメージをもって、コミュニケーションでしっかり共有すること
これがすべてだったんです。
早く作れたワケーその1
最初の理由は「確実なイメージをもって」なんですね。
お披露目配信で「想像したままに作っていただいて」とお話ししてくれているのですが…
ご依頼時にイラストなど目に見える形にしていない9割の方は
「想像したもの」をはっきり「このお洋服なんです!」とは言えません。
ふわふわッとしたイメージはあるけれど、それがどういうものか見えてることはものすごくレアです。
それがみーみーさんにはあったんですね。
配信のお話を聞いてわかったんですが、普段のファッションを実際着てみたということだったので…
なるほど、だから完全な形でのイメージが固まっていたんですね。超納得。
ご依頼の前に「これがほしい」というものが決まっているのは、制作側が早く進めるのにすごく大事なことです。
明確なゴールがないと、どうイメージとズレてるのかどうかもわからなくて、何を直していいかもわからないから。
自分の欲しいものがちゃんとわかるって結構難しいんです。
だからウィンドウショッピングが楽しかったりするわけで、自分が着るお洋服ってそうやってイメージを作っていくってのはある。
バーチャルなファッションもキャラクターや実際のゾゾタウンとか見てイメージを固めていくのもありだなぁと思います。
繰り返しになるけど、もちろんイメージが明確に固まってなくても
制作できないわけじゃないけど「時間短縮」のためにはっていう話です。
早く作れたワケーその2
イメージが明確だったみーみーさんのご依頼は
最初の段階でかなりイメージをしっかり共有できたことも大事でした。
明確なイメージ、ゴールがあるなら、それを伝えてもらって共有できれば
進む方向がおのずと決まるので、あとは全速力で走り抜けられます!
でもこちらが受け取って理解したイメージが正解なのかどうかは、結局作ってみないとわかりません。
作ったもので間違い探しをしてもらって修正していくんです。
結果論として最初の段階でかなり共有できたとわかったんですが、最初からそれがわかってるわけじゃないんです。
今回も1回目の提出で靴には何もオーダーがなくて「えっ一発オッケー?」とむしろ戸惑ったまま修正を出した…ら…
1日返信がなくて、、、ビビり倒しました(笑)
なんかマズイことしたんじゃないかって(マイナス思考人間)
そうしたら「1日考えたけれど直すところがない」と返信が。
ああああああああ!ありがとうございます。ってこっちがなりました。
上にも書きましたが、
お披露目配信で「想像したままに作っていただいて」とお話ししていただいていたんです。
1回の修正で「想像したまま」を完成できたのは、やっぱり最初の段階で「明確なイメージを共有」できていたことが大きいです。
できてしまった短納期制作のワケ
書いてきた通りなんですが、結局こちらのがんばりで早く作れたワケではないんです。
もちろん依頼のプロじゃない方々がそれをするのはすごく大変なので、別にそこまで無理に求めることはありません。
こちらからヒアリングや制作を通じて明確にしていくこともできます。
できるけど、コミュニケーションが取れないとできないこともあります…
みーみーさん、こういったご依頼は初めてということでした。
それでもたぶんめちゃくちゃ考えて準備していただいて、ちゃんとイメージをもってしっかり伝えてくれたんだろうなと思います。
それが「4週間ください!」と言っていた制作をまさかの半分の「2週間」で完成できた理由だと思いました。
本当にありがとうございました!!!👏
配信で衣豆のこともご紹介いただきました~!わーい。
作った衣装と髪型で配信されているので、ぜひぜひ見てみてね!