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山梨の大直がつくる「ナオロン」

テキスタイルのオンラインマーケットプレイス「Fably」で、おすすめのテキスタイルを紹介させてもらっていますが、今回の素材は「ナオロン」

まず名前がかっこいい「ナオロン」ですが、『あれ、どこかで聞いたことがある』と思った方も多いと思います。「ナオロン」は山梨県の和紙メーカーの大直さんが開発した素材ですが、同社が2008年にスタートしたブランドが「SIWA | 紙和」。日本各地に展開されているので売り場で出会ったことがある方も多いはず。その「SIWA」のプロダクトに使われている素材が「ナオロン」なんです。独特の見た目に加え、新感覚の触りごちで、マテリアル好きの方の記憶にへばりついているのではないかと思います(僕もそうでした)。

ハードナオロン3

ハードナオロン4

素材 : ハードナオロン

はじめてナオロンに触れたとき、僕の知るところの紙類でもなく、衣料向けや資材で使われる不織布とも違う、全く新しい触感に興奮しました。

それから私物として、SIWAのカバンや財布やマスクを愛用させてもらってきました。「和紙なのに、普通に手洗いできる」というのが初期感動でした。

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その後、弊社が主催しているテキスタイルショールーム(21AW展)でナオロンを展示させてもらって、600点以上ある生地のラインナップの中でいちばん引き合いがあった素材でもあります。ブランドのショップ袋から小物、ガーメントまでさまざまな方向に広がりつつあります。原料はポリエステル100%(うち60%がリサイクルポリエステル)なので、昇華転写はじめ、顔料などで後加工される方も現れて、素材の可能性がどんどん広がっているのを間近で見ていてさらにワクワクしているところです。

大直さんにこのタイミングでFablyに参加してもらったのはとても嬉しいですし、新たなアイデアがこのマテリアルに出会い、みなさんがどう調理するのか、すごくすごく楽しみです。

Fablyさんが、白、黒、グレー、ベージュの4色をストックしていただいたので、1mから買えるようになりましたので、気になる方はぜひお試しください!

※現在の出品は「ハードナオロン」です。薄く混率も異なる「ソフトナオロン」もありますが、リンク先は「ハードナオロン」となりますので、ご注意ください。



「SIWA」のアイテムはいくつも愛用させてもらってますが、こちらのマルチバッグは日に日に風合いが出ていて愛着度も増しています。

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ナオロンを自分だけのキャンバスにカスタマイズしていくと、愛着も増すのでおすすめです。... これはやややりすぎですが(笑)とても勇気が要りますが、マジックが綺麗に乗ります。

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