会社という装置として

2018年末くらいから、糸編という会社組織の在り方について議論するようになった。

創業最初から繊維産業に関わることを広くなんでもやってきたのだが、変わらず順調になんでもやっている会社になった。組織の基盤や将来のあり方は今後もアップデートしながら、少しずつ固まっていくものだろう。

繊維産地に関するコンテンツ制作や媒体づくりをはじめメディア的業務。デザイナーが求める素材や技術のマッチング、生産者が求めるスキルや展開などのマッチング的業務。国内生産における生産代行、サポート的業務。人材教育と発掘やサポート。輸出やそれにかかる戦略事業。産地活性の為の事業立案、開発、運営など全方位業務。そして飲食運営も重要な核となっている。色々やっているが、すべて必要だと思ってやってきた。が、事業ごとに優先順位はつけないとならない。

そんなタイミングにもう1つ気づいたことがある。

産地の学校が誕生して3年目に入り、東京校、遠州校、ベンベルグ校、ひろかわ校と展開して、受講生修了生は100名を超えている。たぶんうちの会社は、もっと受講生のやりたいことを具現化するのをサポートするような会社になるべきだと思った。(もちろん0から1も含まれている。)ひとりじゃできないけど、やりたいことだってある。何かのピースが足りないケースも多い。仲間を探しているケースだってある。情報なのかエネルギーなのか共鳴なのか資金なのか、全てがケースバイケースだけど、あらゆるサポートをしていける会社になれたら、必要としてもらえる気がした。

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