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【インタビュー】岡山の海街でデニム宿をいとなむみんなの話

岡山駅から電車で30分ほど揺られてたどり着く場所に、「児島」という街があります。

穏やかな海沿いの街。日本ではじめて国産ジーンズが誕生したという、デニム発祥の街。そんな児島の端っこ──児島駅からさらに20分ほど車を走らせて到着するのは、淡い色をした美しい瀬戸内海が一望できる宿泊施設「DENIM HOSTEL float」

この宿泊施設を運営するのは、意思から生まれるものづくりの力を信じ、人と人、人とモノとの間を育むデニムブランド「ITONAMI」のメンバーたちです。

瀬戸内海の景色とfloatに集まる人々に魅了され、筆者は1年前から、東京と岡山で2拠点生活を始めることにしました。そしてなんと今年の4月、彼らの宿のすぐそばで、自分の本屋を始めることにしたのです。

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本屋『aru』

私の人生を変えてくれた場所と人々。ITONAMIという会社、floatという宿は、もう、私の人生と切っても切り離せない存在です。

そんな大切な彼らが今回新しく仲間を募集するということで、光栄にもそのインタビューを担当させてもらうことになりました。

彼らが新しく仲間を募集する理由を説明するには、ITONAMIのこれまでのこと、今のこと、そしてこれからのことを、まるっとお話しなくてはいけません。

このインタビューが、ITONAMIの軌跡と、これからはじまるであろう新しい物語の一ページとなりますよう。

(文章:あかしゆか

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今回募集するのは、floatを一緒に運営してくれる「正社員」

あかし:ITONAMIで新しい仲間を募集するって? しかも正社員とは、これまた思い切りましたね。

山脇:ついにこの時がきましたよ。

島田:我らが草加さんに次ぐ、2人目の正社員です。

草加:いやあ、感慨深いです……。

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(左から)社員の草加さん、経営者の島田さんと山脇さん(通称デニム兄弟)

あかし:今回募集するのは、「デニム事業」というよりは「floatの運営」に関わってくれる社員さんなんですよね。

島田:そうです。今後floatの施設やサービスをどんどん拡大していく予定なので、今回は「floatの近くに住んで働いてくれること」を前提に正社員を募集したいと思っていて。

あかし:ワクワクするなあ。気になることもあるので、いろいろと聞かせてください!

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メディア運営、製品開発、キャラバンでの日本一周……。floatができるまで

あかし:そもそもfloatがオープンしたのって、2019年9月、今から約2年前ですよね。あらためて、この場所で宿泊施設を始めることになった経緯を聞いてもいいですか?

山脇:どこから話せばいいんだろう……。そもそも僕らの活動は、デニムに関するメディア運営からスタートしてるんです。

島田:そうそう。僕が岡山の大学に通っていて、そこでデニム産業の魅力に気づいて山脇と一緒に工場を見に行ったことがきっかけで。

最初は、岡山のデニムづくりに関わる人たちをインタビューして記事にするメディアを運営していました。

山脇:工場の人たちに話を聞いているうちに、自然と「自分たちでもデニムを作ってみたい」と思うようになって、クラファンで資金を集め、はじめてオリジナルのデニムを作ったのが2015年。

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あかし:私とデニム兄弟がはじめて出会ったのは、たしか2017年の夏ですよね。その頃のふたりはすでに製品をいくつか作っていて、全国津々浦々「移動販売」をしているイメージが強かったかも。

山脇:たしかにその頃は、精力的に地方に出向いて販売していました。というのも、岡山はデニムで有名な土地だから、ジーンズを作っている人たちがすごく多くて。

僕たちが届けたいのは、すでにデニムの魅力に気づいている人というよりは、まだその魅力に気づいていない人たちだと思ってたから、そう考えたら自然と「岡山以外」で売る方がしっくり来たんです。

あかし:なるほど。

島田:あの頃は本当にタフだった(笑)。毎週末地方に行って販売して、またそれぞれの住んでいる場所に帰って……の繰り返し。

当時は僕が岡山に住んでいて山脇が関東に住んでいたから、効率を重視してそれぞれ別々の場所にひとりで行って販売していましたね。

今みたいに2人で行動することもほとんどなくって、兄弟を推していこうなんて微塵にも思ってなかったし。商品よりも人が前に立つのはよくないって思っていたくらいです。

あかし:え、そうなんですね!

山脇:うん。でも、その頃よく相談に乗ってもらっていた方に、「絶対にふたりは兄弟で出て行った方がいいですよ」って言われて。

ちょうど「毎週末地方に出向いて販売をするこの生活、いつまで続けるんやろなあ」って思っていたタイミングでもあったから、キャンピングカーを買って、兄弟そろって全国を旅することにして。

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島田:その旅に出る前から、「旅が終わったら拠点を構えよう」と山脇とは話してたんです。もちろん当時は宿泊施設を作るイメージなんて全然なくて、店舗かなって思っていたんですけど。

でも、今floatになっているこの物件を見つけた瞬間にピンときて、「ああ、この場所やったら宿泊施設にしたいな」と直感で思った。ただの店舗よりも宿の方が、来てくれるお客さんの間口も広がると思ったし。

いろんなことがつながって、floatが完成したという流れです。

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今じゃ想像もできない、floatの「暗黒期」

島田:予約がいっぱい入って賑やかな今のfloatを見てるゆかちゃんは想像できないかもしれないけど、floatをオープンしたての頃は、本当に人が来なかったんですよ。

あかし:ええっ?!

山脇:知られざるfloatの暗黒時代。

草加:僕も知りませんでした……。

島田:「あれ、オープンしたものの、全然お客さんおらんな〜」って(笑)。宿の運営なんてもちろんやったことなかったし、めちゃめちゃ手探りでした。

最初は宿泊予約のプラットフォームにもひとつしか登録してなかったから、今考えてみれば、見つける手段がないしお客さんが来ないのも当たり前なんですけどね。「広い事務所借りたな〜」みたいな感覚だった。

山脇:1ヶ月の予約が数組とかだったよね。

あかし:想像できない……。

島田:オープンした年が瀬戸内芸術祭の年だったから、周辺の宿がほとんど埋まってて、どうにか検索して見つけてくれた人たちが予約してくれる、みたいな感じでなんとかやっていました。予約してくれるお客さんの半数くらいは、外国の方だったんじゃないかな。

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あかし:その時は、floatの運営メンバーはどんな構成だったんですか?

島田:floatの物件を借りたのが2019年の3月で、そこから9月のオープンまでの間に、メンバーが徐々に増えていって。オープン当初は、僕と住み込みのメンバー含め他2人の、計4人で一緒にやっていましたね。

山脇:そうでしたね。

島田:ゼロからイチを作るのって本当に難しくて。宿をやるにも、何から始めたらいいか分からないところからスタートするから、毎日、自分たちでやることを見つけなきゃいけなかった。そんな中で、メンバーと考え方が合わないことも多々あって。

山脇:で、働いてくれていた2人がオープン半年で辞めることになってしまった……。

島田:そう。それで、僕ともうひとりの住み込みの2人でなんとか宿を回していかなきゃいけないってなって、その時は本当にどうしようかと思いましたね。「来月から俺たち2人やで、どうする?」とか言って(笑)。

山脇:そうしたら、あっという間にコロナが流行して。今だから言えるけど、オープン早々に廃業の危機だったなあ。

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はじめての正社員採用、floatにやってきた「追い風」

あかし:それで救世主として登場するのが、草加さんなわけですね。

島田:そうそう。本当に救世主でした。

草加:恐縮です(笑)。

あかし:草加さんとの出会いはどこだったんですか?

島田:旅の途中で鳥取にいた時、とあるイベントに出たんですけど、そこにたまたま草加さんが来てくれていて。でも、初対面の時は二言三言しか話してないですよね?

草加:そうですね。人がたくさんいたのもあって、「どこで何の仕事をしているか」くらいしか話してなかったと思います。

島田:草加さんは当時役所で働いていて、「次の町長選の結果次第で仕事がなくなるかもしれない」みたいなことを言っていて、それが僕はめちゃくちゃ強烈に印象に残ったんですよ。

あかし:「町長選の結果次第で仕事がなくなる」ってパワーワードですね(笑)。

島田:そうそう。それで、次に再会したのが約1年後、岡山の「KAMP(キャンプ)」っていうゲストハウスで。知り合いがイベントをしていたから覗きに行ったら、そこに草加さんもいて。「ひさしぶりですね! 町長選、どうでした……!?」って(笑)。

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山脇:覚え方(笑)。

草加:懐かしいですね(笑)。それがたしか2020年の1月です。僕ははじめて会った時からデニム兄弟の活動を素敵だなって思っていたし、もともとゲストハウスの仕事にも興味を持っていたので、「今度遊びに行きますね」と伝え、翌月の2月、実際にfloatに遊びに行きました。

島田:そう。その時期は、さっきも言ったみたいに全然人が来ない時期だったから、僕が自ら接客して。ゆっくり話をして、ショップも案内しましたね。

草加:2時間くらい話しましたよね。

山脇:そしたらそのあと、あの「伝説のレビュー」が来て。

あかし:「伝説のレビュー」?

島田:草加さんが、帰ったあとに長文のGoogleレビューを書いてくれたんです。その言葉に僕が感動してしまって。「そんな風にこの場所のことを見ててくれたんや」といった驚きもあって、その時に「一緒に働いてみたいな」って思いました。

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当時草加さんが書いたというレビュー

あかし:うわ〜、これは感動しますね。

島田:ちょうどメンバーの2人が辞めると決まっていた時期で、当時けっこう僕自身悩んでいて。次に仲間になる人は、働く形として、会社の命運もまるきり自分ごととして考えてくれるような「正社員」がいいなという話を山脇ともしていたんです。

幸い僕たちは宿の運営だけじゃなくて製品の販売の方が収益の主軸でもあったから、「ひとりやったら雇えるやろう」と山脇に相談して、すぐに草加さんに会いに行って、社員になってくれないかとオファーをしました。

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島田が草加さんに社員へのオファーをする時のダイレクトメッセージ。「突然ですが、今日会えませんか?」

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とんとん拍子に草加さんの入社が決まったという

あかし:そうして草加さんが仲間になったんですね。

山脇:草加さんが入社してくれたのが5月で、そのあたりから、本当に風向きが変わったよね。

島田:そうだね。もちろん草加さんが来てくれたのも大きかったし、僕がひとつのサイトだけじゃ集客が無理だっていうのを悟っていろんなプラットフォームに掲載を始めたっていうのもあったし、「CHILLNN(チルン)」という宿泊予約サイトが誕生して「未来に泊まれる宿泊券」が販売されたのもすごく大きかった。

緊急事態宣言が終わってGOTOキャンペーンが始まったのも、「ワーケーション」といった言葉が出てきて世の中的に人の流れが増え始めたのも大きくて。そのあたりから知人友人もたくさん来てくれるようになって、明らかに追い風になってきました。

山脇:ゆかちゃんが来てくれるようになったのもその頃からかな。

あかし:うん、私が定期的に通うようになったのは去年の7月です。いやあ、それにしても、そんな背景があったなんて知らなかったなあ……。

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草加さん、floatでの生活はどうですか?

あかし:草加さんは入社当時から今に至るまで、floatで具体的にどういう仕事をしてるんですか?

草加:入社した当時は、まだお客さんもそこまでいなかったので、いろいろと施設や製品のことを教えてもらいながら清掃などに入っていましたね。

今は清掃をしてくれる他の住み込みメンバーが何人かいるので、僕はカフェの接客やフードやドリンクの調理、仕込みなどの運営周りと、宿泊に関する業務もまるっと担当している感じです。

あかし:そばで見ていますが、草加さん、めちゃめちゃ忙しいですよね。そして最近は、新しいスイーツメニューを開発したりもしていますよね……?(笑)

草加:そうですね。そういうのもやってます(笑)。

あかし:floatで働くようになって1年以上が経ったと思うけど、どうですか?

草加:いやあ、めっちゃ楽しいです。役所の仕事をしていた時とは180度生活が違って、毎日がいろんな人との出会いであふれていて。まさか自分の人生がこんなに変わるとは、という感じです。

あかし:島田さんは、実際に草加さんと一緒に働いてみてどうでした?

島田:入社してきた当初は「まじめな人やなあ」って思っていたし、草加さん自身も遠慮してる部分もあるんかなって思うところもあったけど、ある時期から吹っ切れたな〜と。

今では率先していろんな提案をしたりしてくれて、めちゃめちゃ助かっています。草加さんはとにかく接客がすごくて、宿泊前のお客さんとzoomして周辺を案内したりするんですよ。本当にすごいと思う(笑)。

あかし:すごいですよね(笑)。草加さんを側から見ていて、とっても楽しそうだなって思うけど、同時にやっぱりものすごく忙しそうだなとも思っていて。きっと楽しいことだけじゃなくて大変なこともあると思うんですが……。

草加:たしかに大変さでいうと、去年は一時期少しだけ悩んでいましたね。僕はもともと、プライベートと仕事を近づけて境目をなくしていきたいとは思っていたものの、いざ実際にそのふたつが溶けるような環境になってみると、四六時中誰かといるし、休みはあるけどfloatに住んでいるのでお客さんに話しかけられたら接客もするし……ということで、オンオフの切り替えが難しくて精神的に疲れてしまった時期があって。

あかし:そうですよね。

草加:もしかしたら、新しく入ってくる人も、その問題に直面する可能性はあるのかもしれない。だから、そういったライフスタイルとどう付き合っていくかは、大切な点なのかなって思います。

あかし:草加さんの場合はどうやって乗り越えたんですか?

草加:僕の場合は、もう「仕事とプライベートを分けなくていいや!」って振り切っちゃったら楽になりました(笑)。

あとはなんだろう。仕事と生活が近いが故に、少しでも「やらされてる」というマインドになっちゃったら四六時中辛くなってしまうから、いかに仕事を「自分がしたい」ことで埋めていくのかが大切だなって思います。

あかし:めっちゃわかります。仕事とプライベートが一致しているが故に、「やらされている」マインドになったら、人生すべてがそういうモードになっちゃいますもんね。

草加:そうそう。全部がそうなっちゃうんです。

あかし:最近の草加さんは、めちゃくちゃ楽しそうですよね。よく踊ったり歌ったりしているし(笑)。

草加:「自分自身が楽しみに行こう!」って100%思い始めてからは、もう毎日がものすごく楽しいです。もちろんお客さんが楽んでくださることが一番ですけど、自分がめっちゃ苦労して、辛い思いをしてまでお客さんに楽しんでもらうのは違うと思うから。

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あかし:自己犠牲じゃなくて、自分も楽しみながらお客さんにも楽しんでもらうというスタンスが大切だと。

山脇:すごく分かります。自己犠牲じゃなくて、「自分たちが楽しむ」っていうスタンスは、僕も島田も大切にしてることですね。

一緒に働きたいなと思う人の特徴は?

あかし:今のfloatに合いそうな人、一緒に働いてみたいなと思う人の共通点はありますか?

島田:このあいだ、今の住み込みのメンバーとごはんを食べながら話してたんだけど、今のfloatに関わってくれる人って、みんな「ギブの精神」があるなと思う。

写真を撮ってくれたり、コーヒーを淹れてくれたり、料理してくれたり、みんなそれぞれ自分の得意分野や好きなことで与え合っている感じ。この精神はめっちゃ大事なんじゃないかな、と思いますね。

山脇:分かるなあ。あと僕は、「謙遜しすぎない」ことも大切だと思います。今、住み込みのメンバーも含め、みんないい意味で謙遜していないというか。「いや、私なんて……」といったように、自分に価値がないとネガティブに考えてる人が1人でもいると、場の空気が悪くなってしまう。

謙遜と卑屈は紙一重なのかもしれないけど、謙遜をしすぎず、それぞれが自分の名前で、その場にいることにちゃんと責任と自信を持っている人は好きです。

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島田:あとは、「こういう人と一緒に働きたい」という思いと同時に、「こういう人は合わないかも」みたいな視点も存在して。

「海辺でゆったり暮らしたい」といった人は、意外にfloatで「一緒に働く仲間」としては合わないのかも。宿自体は穏やかな場所だけど、運営の仕事となると、そのイメージとは違う部分もありますから。

あかし:たしかに、運営側は全然ゆったりしてないですよね。むしろ毎日が刺激だらけというか(笑)。

島田:そう、ゆったりしてないんです(笑)。常に新しいことを考えているし、毎日の宿の運営も大変だしで、労働環境としてはけっこうハードな部分もあると思う。

だから、海辺でゆったり働きながら自分のキャリアの中でちょっと休憩みたいな感じはちょっと違うのかなって。激動の毎日を、一緒に楽しめる人がいいなと思います。

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あかし:あと、私が特に島田さんと草加さんを見ていて思うのは、同じ会社の仲間として「距離の取り方」には気をつけているんだろうなあということ。

私とみんなは、いい意味で他人だから純粋に友達として仲良くしたらいいけど、デニム兄弟と草加さんは、友達でもあるけど、あくまでも「会社の仲間」であることを忘れていない気がします。そこの距離感は意識的に取っているんですか?

島田:距離感は常に意識していますね。僕は草加さんには絶対に「敬語を使う」って決めていて。おたがいに敬語を使いましょうっていうのは、草加さんとのあいだで最初に決めましたよね。

草加:そうですね。すごく覚えています。

島田:前にいたメンバーたちとは、会話が敬語じゃなかったんですよ。それが、プライベートと仕事の感情が混ざってしまうきっかけにもなってしまったなと反省していた。

だから草加さんが入社した時に、おたがい言葉遣いはずっと敬語にしましょうって明確に決めて。細かなことかもしれないけど、関係性において言葉ってめっちゃ大事だと思うから、新しい人も、そういった距離感を築ける人がいいなと思います。

あかし:それは大事ですね。

山脇:まとめると、働くことに対しての考え方は、いくつかベースがありそうですよね。

仕事とプライベートをそこまで分けたいと思わない方が望ましいし、仕事に対しては前向きである方がいいし、共同生活が好きで、激動の日々を楽しめる人がいい。そういった、基本的な価値観は明確に存在するなとは思います。

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floatのこれから

あかし:じゃあ最後に。今回は、これからfloatの施設が拡大していくにあたっての正社員募集というわけだけど、実際に新しい仲間にお願いしたい業務や、必要なスキルなどがあれば教えてください!

島田:今回人を募集する理由は、冒頭に話したみたいに、これから施設やサービスをどんどん拡大していくにあたって人手が足りないから。拡大するfloatの業務を、その人の得意分野に合わせて担ってもらえればいいなと思っています。

あかし:「絶対にこの業務をしてほしい」といった明確なものはないんですか?

島田:「絶対にこれをしてほしい」というこだわりはなくて、その人の好きなことや得意分野と、今のfloatの状況を加味して、話し合って業務内容を決めていければいいなって思っています。めっちゃ料理が好きな人が来たら、カフェを任せてもいいなと思うし。

草加:そうですね。

あかし:そのあたりは柔軟なんですね。じゃあ、必要なスキルとか求めるスキルとかはありますか?

島田:そうだなあ……。笑顔ではいてほしいです。

あかし:シンプル!!! 他の社会人的なスキルとかは……?(笑)

島田:Googleドライブとかはさすがに触ったことある人がいいな、とは思うけど(笑)。でも、逆に言ったらスキル面ではそれくらい。スキルよりも、人柄とか今のfloatに馴染めることを重視したいなと思っていますね。

山脇:ですね。僕たちと、明るくfloatの未来を描いてくれること。それが今回の一番の採用の条件だと思います。

あかし:floatのみんなと一緒に、明るく施設を盛り上げていける方……。私も今から楽しみです。どうか、新しい素敵な仲間が見つかりますように!!

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文章:あかしゆか
写真:篠原豪太


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