雑記#1 あざみ野 「うかい亭」に行った話

会社を辞める前、同期とあざみ野のうかい亭に行ってきた。

豪華な門構え。

銀座にも店舗があるので、もう少しひっそりとした店構えかと思っていたがそんなことはなかった。むしろ街の人たちにガンガン自己主張していくスタイルだ。

月曜の夜だったものの、個室はすでに満席となっていたため、カウンター席を予約しておいた。こっちのほうがシェフが作るところが目の前で見られるから、結果的に良かったかもしれない。

注文したのは、14,040円のディナーコースだ。
ここで一つ誤算だが、料理をいちいち写真に撮れる空気ではなかったのだ。しかし、写真を撮ることすらはばかられる店の雰囲気と料理である。

メインのステーキは、ヒレかランプかを選ぶことができるが、私は脂肪が少ないランプをチョイスした。シェフが説明をしながら、三種類のハーブとともに鉄板で味を付けていく。

ここまで高級なものになると、すべての作業に論理性があり、意味がある。ひとつひとつ説明を聞きながら、ただうんうんと頷く。

赤ワインも手伝い、仕事の話がぽつりぽつりと出てくる。多少の愚痴と、「それでも頑張っていこうな」という結論に、いつどこで話しても落ち着く。

食後は2階の別室に移り、デザートとコーヒーをいただいた。会計がなぜかひとり19,000円になったことを除いては、最高の食事経験であった。

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