英語は通じるけど

こんにちは。約1ヶ月半ほど更新が滞っていました。思いのほか11月が忙しく、ブログを書くために時間を注ぐことができませんでした。今週は前期最後の1週間で、火曜日に英語4技能のテスト、水曜日にプレゼンをして、木曜日はクラスメートの発表を聞いて学期の終わりを迎える予定です。私の通う大学は12月に学期が終わり、年末年始をまたいで1月に期末テストが行われるのでクリスマス休みも完全に羽根を伸ばすことはできませんが、せっかく1度日本に帰れるのでその機会を楽しみたいと思います(勉強もしつつ)。


私はスペインで素晴らしいクラスメートに恵まれたと思っています。多くのことについて知識を持っていたり、3ヶ国語(スペイン語、英語+α)を流暢に話すことができるクラスメートなどがいて毎日尊敬しています。一方ではこのように尊敬できるクラスメートなのですが、他方ではとても良い友達です。週末にはフィエスタに行こうとよく誘ってくれるので、多くの時間を彼らと共有することができています。

今でも少し信じられないことがあります。それは、どうして自分が彼らとここまで仲良くなれたのだろう、ということです。9月にスペインにくるまで私は海外に出たことがなく外国人との接し方すらわからない状態でした。なのにどうしてだろうとよく考えることがあります。

今でもその答えはわからないのですが、その答えになりうることが一つあります。それは「下手ながらも彼らの言葉で話そうとしているから」なのかなと思います。

前もブログに書いたように、私は英語で行われている授業をこの学期は履修したのですが、授業内で発言する場面以外は全てスペイン語で話すことにしています。あまり話したことのないクラスメートがスペイン語ができないと思って私に英語で話しかけてきてもそれに対してスペイン語で答えるということもあります。これがミソなのかなと思っています。

もちろん彼らに英語は通じます。もはやネイティブなのでは?と思うくらい話せる子も多く、この話題すら母国語じゃない英語で話せるのか、、、と感心させられるほどです。「一応」私も英語は8年間勉強しているので専門的なことは言えなくとも理解はできます。ただそこで英語に甘えるのではなく、あえて彼らの言葉で話そうとすることが、大切なのではないかなとも思ったりもします。

私は日本語を勉強している外国人を見るとなんだか嬉しくなります。自分たちの言語を勉強してくれていると思うと何か親近感のようなものが湧いてきます。これと同じような感覚が彼らにもたらせれているのではないかと、勝手に考えています。


彼らの暖かさにもほぼ毎日感動させられています。こんな極東からの留学生を受け入れてくれていることですら感動させられるのに、1つとても嬉しかったことがあります。

私はグローバル社会の授業を取っています。そこでグループワークでレポートを仕上げる課題があり、その締め切りがもともと12月3日でした。その課題は11月の頭に出されたので3週間前くらいから始めるのかなと思っていました。ですが2週間前になっても全く動く気配がないので心配になって自分一人でデータを集め始めました。そして動き出したのが締め切りの約5日前。どうやら私のグループだけでなく他のグループも同じような調子だったために締め切りが12月8日に変更になってしまいました。これは私にとって大きな問題でした。スペインは今年は12月6日から12月9日まで4連休だったために10月の半ばくらいからイタリア旅行を計画していました。11月にはもう航空券もとってあったので、12月3日に課題を提出して、課題の心配ゼロでイタリア旅行に行こう!というのが私の計画でした。しかし締切日が変わってしまいました。旅行をキャンセルするわけにはいかないので、割り当てられた自分のパートだけ完璧に終わらせて旅行に行くことに。

正直とても心配していました。いくら自分のパートは完璧にやったとはいえ、グループワークである以上、最後まで一緒にいるべきだと思っていました。それに結果的に彼らに仕事を任せてしまったということに罪悪感を覚えてしまいました。旅行が終わり、帰ってきた日の次のクラスで彼らに「終わらせてくれてありがとう、手伝えなくてごめんね」と言ったところ、「全然大丈夫だよ!心配しないで!そんなことより旅行楽しかった?」と、私の旅行の感想について話を聞いてくれるくらいでした。その日の帰り道は涙が出そうなくらい嬉しかったです。


そんな彼らとも授業で会える機会があと3回しかないと思うととても悲しいですが、そのうちの一回は彼らとのプレゼンなので最後うまくやって、冬休みを迎えたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?