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billboard classics The Gospellers Premium Symphonic Concert 2022 (東京公演)

この駄文はワタクシいてやがbillboard classics The Gospellers Premium Symphonic Concert 2022 に参加した事を、記憶から記録にしたいがために足掻いた代物です。記憶違いや希望的観測が含まれている部分もあるかと思いますので、ご了承を下さい。

クラシックコンサートと銘打たれた案内を見た時に怯んだ事は間違いなかった。クラシックを聴きに行くことは義務教育時代以降では無かった。ドレスコードに合わせ着るものを選び、クラシック仕様の中で音を楽しむ、、、果たして自分に可能か。分からなかった。でも準備から楽しかった。何着れば、と悩む仲間がいて、ここら辺を気をつければ大丈夫と教えてくれる仲間がいる。いや、ありがたい界隈ですよ、ここは温泉か何かですか

当日の会場は、少しいつもの雰囲気とは異なる感覚だった。東京文化会館は入ったことはあったけど、長居したことはなかった建物。その建物自体がクラシカルでシックな作りをしていて、ずっと肌触りの良い絨毯の上を歩いているようだった。コンサートに参加する方々の装いもまた面白く、ゴスペラーズLiveのような5色をそれぞれに身につける人、黒や落ち着いた色を基調とする感じ、大人っぽい色っぽいセクシーさ、でも過度でないデザイン、、、目の保養だった。みんな綺麗だったなぁ。

1日目(2022/11/15)

Overture
右目の涙が止まらなかった。永遠にだと分かった瞬間からもうダメだった。このオーケストラの音で今のゴスペラーズを楽しめる幸運に感謝をした。最初の曲から涙が溢れたら、もう後の祭りよ。泣き通し。だっていつもよりネタ要素が少なく、泣き止む暇もなく、前半中、ずっと込み上げ続けていた

ひとり
最初の村上さんの入り、生音かと思った普段のライブのマイクの音量設定と異なるのか、オーケストラと合わせるように本人が調律しているのか、本当にびっくりした。繊細さがいつもより強く感じた。マイクを通してる感は黒沢さんにはあったけど、それはマイクを通している通していないに私があまり差を感じていないからなのか?不明点ではある

星屑の街
星屑の街の前に入る、組曲金星は予習の甲斐あってか、随分と瞬いている様子に感じられた。(木星は恒星じゃないから輝かない、とか言わないように)
星屑の街のだと曲の終わり、拍手の前までのハーモニーの余韻が凄く好きだけど、なんか曲中ずっとキラキラしていて眩しかったなぁ(語彙消失)あまりにも良過ぎて、息をしていなかった。曲終わった後に息していた?って自分に確認取るくらいにはしていなかった。

ミモザ
当たり前に振り付けが無くて寂しかったw
黒沢さんの声のスパイシー感が抑えられたように思う。オーケストラとの調和を考えられているのか、刺激的な尖りは丸みを感じるけど、いつもより味やコク、素材一つ一つの違いを感じるようだった(料理の話ではありません)

氷の花

MC
田中祐子マエストロによるゴスペラーズメンバーの「あなた、キミ」の距離感の違い。面白かったぁ。それぞれの事を話している時の観客の「その通り!」「まさに!!!」の手拍子の大きさと、メンバーの笑顔と言ったら、priceless and peaceful

半分音楽、半分オケの上の空状態という説明を受けた後で月光をこれから歌うんですが!の北山さんはso cute、コチラモドウキイタラヨイノカ、、、

月光
月の光は最初ではなく、曲中だったのかな、、、あ!とは気付かなかった。北山さんの視線上の我、もれなく霧散、おつかれさまでした

約束の季節
いつもなら前半の歌唱がない時間を他のメンバーを見ていたり空間中の響きやハーモニオンを見ている北山さんだけど、オーケストラの様子を見ている事が多かったな。良い臀部を拝めました。

どの曲かは忘れてしまったけど、曲中のリードの入りのタイミングで黒沢さんと安岡さんがかなりガッシリとアイコンタクトしながら入っていったの仲良しかな?と思った

Classic Masterpiece

Happy
にすぺまにのいのちもここまでだ
酒井さんと北山さんに英語詞歌わせたら死んじゃうって六法全書に書いてあるでしょ!(書いていません)
両端の立ち位置の2人による歌い継ぎとハーモニー、、、昇天北山さんは始終楽しそうに歌って笑顔笑顔笑顔。こちらも笑顔笑顔笑顔。きれいな声だったなぁ、、、
オーケストラの手拍子の変則さよ♩♩♫♩、♩♩♩♫とサビだけ♩♫♩♫オーケストラとしてあまり見るカタチじゃないのだろうけど、楽しんでる様子が伝わってくるのはなんとも嬉しい

明日に架ける橋
北山さんの英語詞は普段の最低音とか最高音とは違うトーンの低めでくるから、歌詞の感情の載り方が立体的な気がする。(わたしは英語が得意な訳じゃ無いので悪しからず)酒井さんは低音になって、無事死亡

MC
次曲、組曲展覧会の絵の説明をする北山さんなぜ拍手を最後だけにしてほしいのか、クラシックのルールだからというよりかは、こう感じて欲しいから、という思いが分かる説明だった。優しいな、北山場陽一さんは

展覧会のゴスペラーズ
あたらしい季節の冒頭、村上さんだけ立ち上がりセンターへ。1人曲?!と思ってすごく驚いた。テツマニ死ぬじゃん。と。その後メンバーも後のタイミングで前へ。永遠にの終わり、拍手をかなり我慢しなければならないほどの素晴らしさ宇宙への酒井さんは強強終わり感出します!と言っていた気がする北山場さんは、曲終わりは燃え尽きていたのか始動がゆっくりだった

街角-on the corner-

アンコール Fly me to the disc ball
拍手のオーダーをコンサートマスターの前田尚徳さんが弦を振って教えて下さったので初心者的には嬉しかった。あと規制退場案内の速さとオーケストラが舞台から捌ける振る舞い、最後まで完璧だった
最終曲にして最高の声を持ってくる酒井さん。カッコいい以外の言葉が思い付かない。アンコールがある事も、それがスタンディング曲である事も、この曲である事も全てに驚かされ、ただ出来る最大で手を叩いた。あの最初のキラキラする音が聞こえて、村上さんがスタンディングを教えてくれた瞬間に泣きそうになって、でも泣いて見えなくなるのが嫌で、我慢のしどころだった。泣いてしまったら曲が終わっても涙が止まらない自信があった。だから必死に我慢して気持ちを手拍子に込めた。楽しかった。

雑多な感想
楽譜用のライトが星球だった
田中祐子マエストロ、ゴスペラーズ曲を振っている時、すごく踊ってるみたいだった
観客にクラシック畑が多いからなのか、クラシック意識が強いからなのか、拍手の止みが綺麗で速い

田中祐子マエストロがずっとリードのメンバーは勿論、他のメンバーを見ながら指揮をしていて、どこまでもハンドルを握るのはゴスペラーズなんだな。と思ったり本当に違う衣装を纏ったゴスペラーズだったまた違うゴスペラーズの一面を魅せてもらった気がしていて、、、
でもどんなに服装が変わっても雰囲気が変わっても変わらないモノ、5人が並んでゴスペラーズだということ、違う一面と変わらない一面とその両方を同時に感じれた時間だった

2日目(2022/11/16)

2日目は極上手側だったので、座ってる年少組も対角線上のカレー部も見えない位置感

Overture

ひとり

星屑の街
スピーカーの近い席だからか、北山さん低音が綺麗に聞こえた。田中祐子マエストロがメンバーへと音を渡していく時の優しげな顔。そしてタイミングを細かく確認する時の鋭い顔。どちらも素敵。星屑なんて2拍に1回は確認してたよ

MC(仮)最初MCと、後MCかな?なんか北山さんこっち見た?目があった?え?嘘だね。うん。ごめん。本人は喋っていない最中だったから、空間のハーモニオンを見ていただけだね。うん。

ミモザ

氷の花

MC田中祐子マエストロをMCタイムで前に出すタイミングでこちらへ、のさりげないジェスチャーかます安岡さん。そういうところがとても、安岡さん。
💚一択のクラリネット直後のクラー😍😍😍💚がなんとも禁句だった高音から低音までのオールラウンダーである点と、木管の暴れん坊たちの中和剤にもなるという点。なんでもできるでしょ?の田中さんの全力の振りかぶりにできます!の即答。からの見栄を張った事に対する自問自答。
🧡チェロ、コントラバスなどの弦楽器低音→チューバなどの金管低音みたいな芯のある硬さもある→でも、、、やっぱ指揮者(マエストロ嫌そう)→でも作曲家でもある。展覧会の絵北山版がwiki載る日も近いチェロの似合いすぎで、かと思ったけど指揮者かな。の時の嬉しそうな顔と、そんな嫌そうに言わないでくださいよ!のでろでろ。

月光
北山さん始終表情が堅そうに見えて、あれは泣くのを我慢している説を提唱したい。目の白い部分までが認識できるほどの湿度感やばやばのやば。

約束の季節
ゆらゆらの民、ほぼいなかった
リズム感がオケだと変わるし、メンバーもほぼゆらゆらしていないからかな。でも、今日(2日目)、酒井さんだけゆらゆらしてた。しかも、リズムとは違う感じに。あれはなんだったんだろうか

足音まで響いて聴こえるの面白い舞台板だなと思った

Classic Masterpiece
ソロ部分がある楽器の2人を紹介してたの愛だな

Happy
なんか、マシンガン喰らった?
(そこで感想は途切れている)

北山さん酒井さんの歌い継ぎで北山さんが酒井さんにリードを手渡すような指先の仕草。すきだぁぁぁ!!!両端なのに!

酒井さんは見られてるな、合図来てるな、ということだけ認識してちゃんとは見ないところとか!本当に!本当に!両端なのに!

なのに北酒場とか言うじゃん。それは北(山)酒(井)場なのよ。ミリほども思ってないの最高じゃんか。両端なのにさぁ!(MC内容先取り)

明日に架ける橋
にすぺの英語詞が好きな理由として、2人が歌っているというより会話している感がある。からではないかと思ったり思ったり

ロングトーンにしていた箇所があって惚れた。歌い切る姿も絵画かな。スポットライトに当たってる、ハーモニオンを見つめてる北山さん、描きたい、、、画力よぉ

後のMCで酒井さんが自分達も想いをつなげる橋ツアーをやっているので、ちょっとこの曲(明日にかける橋)はグッと来てしまうものがある。と言う話をしていた。ときのグッが本当に色々を詰め込んだような声で、こちらの心もグッッッだった(なんだろcvとして欲しい)

展覧会のゴスペラーズ
展覧会の絵のプロムナードを歩いている時の静寂感。本当にそこは美術館だった。曲間の無音の刹那もだけど、プロムナードの流れる時でさえ、美術館の回廊だった。音が無い瞬間も音楽が流れているようだった。言語化が難しい。音が無い時間にも音楽はあって、空気感はあって、空間はあって、温度があって湿度があって、本当に絵と絵の間を歩くような。直前の絵に想いを馳せながら、次の絵に期待を寄せるような。そんな感覚を味合わせてくれる瞬間だった。美術館は普段無音だから、曲間の無音に美術館を感じるのは分かるけど、プロムナードが演奏されている時にも美術館を連想するのは面白い体験だった。なんとなく、美術館に行く機会を持っていた事で解像度高く感じられていたのかもしれない。また行きたいな、美術館

終わりです合図を出す予定の北山場さん。基本的に燃え尽きて余韻に浸ってて戻ってこない。そこでトランペットの人かな?終わりました!合図をくれて最高だった!✋

組曲の終わりのMCでは北山さんが泣くのがタイミングの合図って話題になって、、、酒井さんが途中で泣いたら終わっちゃうね。みたいなこと言った気がする。多分酒井さんだと思うけど、希望的妄想かもしれない

街角-on the corner-
2番かな?
田中マエストロとの入りの後、しばらく北山さん、オケを見ながら歌ってて。この曲でこの東京フィルのメンバーと奏でるのは一旦終わり。それもまた別れと出会いの街角の曲調にリンクさせて歌ってるのかな?と思ったり。あの瞬間だけはオケのために歌ってた気がしてる。

Fly me to the disc ball
アンコールになった瞬間に「すごく北山さん、笑顔!」って思った。他の曲中に笑顔が無かったわけじゃないと思うけど。観測者の問題かもしれない。

〆の挨拶時かな、北山さん単独のお辞儀で、多分オケの方を振り返ったんだよね。その時に、パーカッションの人、男性2人、たぶんドラと大太鼓とシンバルの掛け持ちをしているおふたりが、北山さん目がけて拍手を送っていたんだよね。他のメンバーにも拍手はもちろんしていたけど、手を持ち上げるような、被って見えなくならないように体を斜めにするような事をしていて、これは北山さん、パーカスの人とお話しして仲良くなったのかな?とすら思った

良い臀部と、背骨の伸び方、背中と骨と筋肉と肉の付き方、至高品。後頭部の丸味まで芸術品だでよ。

2日目は
泣けなかった、込み上げなかった
たぶん、その余裕がなかった
ずっとずっと近かったから

次をください
おしまい

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