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ティーチングとコーチング

僕はサッカーが好きなので選手育成においてよくこの2つのキーワードに触れることが多いです。基本的には一長一短でどちらかで教えるというよりかはどちらも適切に使い分ける事で選手をより伸ばす事が出来ると考えられています。簡単に言うとティーチングは「知っている事を知らない相手に教える」というような教育法で、コーチングは「相手の中から答えを引き出す」教育法です。

ティーチングのメリットとしては一度に多くの人を教えられるほか方法や価値観などを早く統一できる事にあります。逆にデメリットとしては教える側以上の知識は入ってこない、画一的な方法なので個性を考慮していないという部分でしょうか。つまりマニュアル的な教え方ですね。

対してコーチングは「教えられる側が頭を使わなければいけない」のですが、ここがメリットであると僕は考えています。考える事でより個性に合った可能性を引き出す事が出来ますし学習能力をより向上できると思うからです。
デメリットとしてはマニュアル的な部分とは逆で個々人に対応する時間が必要になります。また、教えられる側にある程度の知識や経験がなければあまり有効ではありません。

僕の好きなサッカーで例えれば基本的に自分がボールホルダーの時に選択肢はパスとドリブル。リスクとリターンを考えてパスの方がボールを失いにくいので兎に角パスを出すよう教え、パスの練習をさせるのがティーチング。ドリブルが上手いプレイヤーにはドリブルの選択肢を与えた上でパスという安全な選択肢を気付かせてあげるのがコーチングといったところでしょうか?ただ選手に技術がなければいくらコーチングして選択肢の存在に気付かせられてもどちらも満足に出来ないでしょう。

ところで画像に将棋を差し込んだのにサッカーにしか触れていないですね…将棋の指導対局なんていうのはコーチングの最たるものだと思うのでこの話題にピッタリだと思い採用しました。サッカーに似てると最近何かと話題のこの競技、指導者側が「ここに打たれた時どう動くの?」と指した手に対して数ある選択肢から返答していく。将棋もサッカーと同じく目的が設定された上で様々な手段があり、それに対して気付きを与えるコーチングがより重要なのではないでしょうか?

これまでの話はHADOにおいてもそうです。
例えばヒュブリスの情報掲示板なんかは前Pが「コーチングをする為に始めたティーチング」です。どういう事か?コーチングは相手の中から最適解を出してもらうのが目的ですから中身のない人にはいくら教えても無駄な訳です。そこで基本的な知識をティーチングする為の手段として現在運営しています。

僕の実体験としては一緒にチームを組んだ時にステータスまでこちらに丸投げしようとするプレイヤーがいました。それではお互いに練習にならないので「僕が合わせるので好きなステータスでお願いします。」という旨をお伝えしましたが、正直な話をすれば「安全な選択肢」として1135などのステータスで自分の為だけにシールド貼ってもらえれば足だけは引っ張られないで済むわけです。そういう意味では兎に角3331で適当に動いてくださいもティーチングに当たるんですかね?

僕を頼ってステータスまで任せてくれた訳ですからそこは素直に嬉しいのですが、ティーチングだけでは上手くならないのは今までのnoteでお伝えしている通りです。コーチングについても当人の中に知識が入っていなければ意味がないし、どの程度知識があるのか指導者側も把握していなければなりません。ある程度強いプレイヤーさんと組む時は「こういうステータスでこういう風に動きたい」という話をしてくれるので「じゃあ僕はこう合わせる」という事ができますし、その結果作戦と実戦のギャップからアドバイスが出来る訳です。

基本的に僕が「HADO教えて下さい」などと言われた時に歯切れが悪いのはこんな感じの事が理由です。頼ってくれているのに心苦しいとは思っているのですが本当に強くなって欲しいからという部分は分かって欲しいです。noteを読んでくれた方ならわかっていただけるとは思ってますし何度もくどくど繰り返しますが「考えなければ強くなれないし、猿真似では完成度で負ける。」「新参者は練習の質と量で勝たなきゃ抜けないのに古参は前から練習していて既に量の差があり、尚且つノウハウを積み重ねて質を上げている。」という事です。

貴方にとってこのnoteが有意義であれば幸いです。 普段は「HADO」というスポーツのプレイヤーをしています🍌  スキ、フォローで応援頂けると嬉しいです