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ADBE(アドビ)の決算結果 (2024Q1)
Adobe(ティッカーシンボル:ADBE / セクター:ソフトウェア)が第1四半期決算を発表しています。
予想($) EPS 4.38
実積($) EPS 4.48 ⭕
予想($) 売上高 5.14B
実積($) 売上高 5.18B(+11.2%) ⭕
デジタルメディア部門売上高:3.82B$ (+12%) 📈
クリエイティブ部門売上高: 3.07B$ (+11%) 📈
ドキュメントクラウド部門売上高: 750M$ (+18%) 📈
デジタルメディア部門の新規ARR: 432M$ 📈
デジタルメディア部門ARRは157億6,000万ドル、クリエイティブ部門ARRは127億8,000万ドル、ドキュメントクラウド部門ARRは29億8,000万ドルに増加📈
Digital Experience segment revenue: 1.29B$ (+10%) 📈
Digital Experience subscription revenue: 1.16B$ (+12%) 📈
残存パフォーマンス義務(RPO): 17.58B$
第1四半期のドキュメント・クラウドARRが過去最高を記録、エンタープライズ向けが好調でRPOは前年同期比16%増加📈
◆NEXT Quarter(来期)のガイダンス◆
予想($) EPS 4.38
提示($) EPS 4.35~4.40 ⭕
予想($) 売上高 5.31B
提示($) 売上高 5.25B~5.30B ❌
Digital Media net new ARR:~$440 M
Digital Media segment revenue: $3.87 B ~ $3.90 B
Digital Experience segment revenue: $1.31 B ~ $1.33 B
Digital Experience subscription revenue: $1.165 B ~ $1.185 B
アドビは新たに250億ドルの自社株買戻しプログラムを発表。
カンファレスコールの要約①
Kirk Materne (Evercore ISI)の質問:
新規クリエイティブARRの前年比20%増は、価格上昇の影響を除くと、逆風が強まっていることを示唆しています。下半期にARRが上昇する見通しは理解していますが、正常化ベースでの事業状況と、指標への反映時期について教えてください。
ダン・ダーンCFOの回答
全体ARRは4億3,200万ドルで好調なスタート
クリエイティブ・クラウドの成長ドライバー:
モバイル版Expressによるユーザーアクセス拡大
AIアシスタント、Firefly機能の導入
Fireflyサービス、GenStudioによる新たな予算プールへのアクセス
23年度、24年度の価格改定によりCC事業は約20%成長
新規コマーシャル契約数の記録更新、事業成長率は安定
下半期:
Fireflyを使ったCreative Cloudの価格設定開始
Firefly Services、Express、Enterpriseの強化
下期後半にはエクスプレス・モバイルとAIアシスタント導入
第3四半期以降、新機能の収益化開始
過去の価格改定:
アクロバットの値上げ (サイン機能導入)
CCの値上げ (22年度導入、23年度適用)
新価格導入により、全体的な価格上昇は以前よりも大きくなっている
まとめ
アドビは、新規ユーザー獲得、既存ユーザーへの新たな価値提供、新規収益源の開拓など、様々な施策によりクリエイティブ・クラウド事業の成長を加速させている。
下半期には、Fireflyを使ったCreative Cloudの価格設定、Express、Enterpriseの強化、AIアシスタントの導入など、更なる成長に向けた施策が予定されている。
価格上昇の影響は依然としてあるが、新機能の導入による収益化により、全体的な収益は増加していく見込み。
カンファレスコールの要約②
Brent Thill (Jefferies)の質問:
今期のビートは過去の四半期の半分程度。AI、マクロ、実行など、何か逆風があるのか?
シャンタヌ・ナライエンCEOの回答
年間ARR19億ドル目標達成に向け順調
デスクトップ製品はベータ版
AIによる収益化は予想通り
Creative Cloud価格設定
企業向けGenStudioとFirefly Services
製品デリバリーと収益化に手応え
第2四半期業績予想は高かったが、達成に自信
まとめ
アドビは、19億ドルの年間ARR目標達成に向けて順調に進んでいる。
デスクトップ製品はまだベータ版だが、好調なフィードバックを得ている。
AIによる収益化は予想通りに進んでおり、企業向けGenStudioとFirefly Servicesが貢献している。
製品デリバリーと収益化に手応えがあり、第2四半期の業績予想達成に自信を持っている。
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