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STZの決算結果 (2024Q4)

Constellation Brands(ティッカーシンボル:STZ / セクター:飲料・アルコール)が第4四半期決算を発表しています。


予想($) EPS 2.08
実積($) EPS 2.26 ⭕

予想($) 売上高 2.09B
実積($) 売上高 2.30B(+7.1%) ⭕


Net Income (M): $404.4 (+81%) 📈
Net income attributable to CBI:392.4M$(+76%)📈

Operating income(M): $629.4 (+35%) 📈


◆Next Full Year(来年通年)のガイダンス◆

予想($) EPS 13.42
提示($) EPS 13.50~13.80 ⭕


カンファレンスコールの要約①


24年度ビール事業・ワイン&スピリッツ事業ハイライト

ビール事業

  • 出荷数量:7.4%増加

  • 価格:2%上昇

  • 売上高:7億ドル近く増加

  • 貢献要因:クラフトビール事業売却と製品ミックス悪化の影響を相殺

ワイン&スピリッツ事業

  • 売上高:報告ベースで9%減、既存事業ベースで8%減

  • 既存事業売上高減少幅:7%から9%の減少という下方修正ガイダンスの範囲内

  • 減収要因:主力ブランドとプレミアム・ブランドの米国での卸売業績不振

  • 海外市場:特に最大の輸出市場であるカナダでの在庫調整により売上高7%減少

  • 貢献要因:消費者直販チャネルの売上高10%増

全社

  • 既存事業営業利益:7%増、7億ドル達成

  • 既存事業営業利益率:50ベーシス・ポイント増、32.6%達成

  • 貢献要因:ビール事業の好調な業績(営業利益8%増、営業利益率37.9%)

  • その他:会社経費11%減(3,000万ドル減少)、DBAプロジェクト費用関連の第三者コンサルティング費用削減

  • 相殺要因:ワイン&スピリッツ事業の売上総利益を除いた営業利益と事業売却に伴うブランドのマーケティング費用8%減

  • 営業利益率:前年比横ばいの22.2%


カンファレンスコールの要約②

ニック・モディ氏からの質門

質問1:ビール事業の売上総利益率に影響を与える一時的な問題があったのか?

回答:

  • はい、第4四半期に不良債権に関連する貸倒引当金の償却を行いました。

  • これは、第4四半期の営業利益率に約100bpの影響を与えました。

  • 当然、売上総利益率にも影響を与え、通期では営業利益率で約30bpの影響がありました。

質問2:今期の出荷量に影響を与えた要因は?

回答:

  • Aguas Frescasのホールセールへの投入や棚替えの準備など、いくつかの要因が影響を与えました。

  • しかし、Aguas Frescasの立ち上げによる影響はごくわずかでした


※アグアス・フレスカス(Aguas Frescas)は、スペイン語で「新鮮な水」という意味の飲料。ラテンアメリカ、特にメキシコで人気のある伝統的な飲み物で、フルーツ、穀物、花、種子を水や砂糖と混ぜて作られる。

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